秋の特別展「受け継がれてきたもの-−武者小路家ゆかりの名品−」調布市武者小路実篤記念館

秋の特別展「受け継がれてきたもの-−武者小路家ゆかりの名品−」調布市武者小路実篤記念館

名称:秋の特別展「受け継がれてきたもの-−武者小路家ゆかりの名品−」調布市武者小路実篤記念館
会期:2022年10月15日(土)〜11月27日(日)
開館時間:午前9時から午後5時(閲覧は午前10時から午後4時)
  旧実篤邸(登録有形文化財)内部公開日
  毎週土曜日・日曜日、祝日
  時間:午前11時から午後3時
  ※雨天中止
  ※平日はバルコニーからガラス戸越しに邸内をご覧いただけます
料金:大人  200円
   小・中学生 100円
   ※調布市在学、在住の小・中学生は、毎週土曜日に無料パスが利用できます
   ※調布市内在住の65歳以上の方は無料
   ※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・愛の手帳をお持ちの方と付添人は無料
   ※「ぐるっとパス」が利用できます
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、直後の平日が休館) ※展示室・閲覧室には、休館日のほかに休室日があります
会場:調布市武者小路実篤記念館
住所:〒182-0003東京都調布市若葉町1-8-30
TEL:03-3326-0648
URL:調布市武者小路実篤記念館

秋の特別展「受け継がれてきたもの-−武者小路家ゆかりの名品−」調布市武者小路実篤記念館
秋の特別展「受け継がれてきたもの-−武者小路家ゆかりの名品−」調布市武者小路実篤記念館

実篤へと繋がる武者小路家の歴史はおよそ390年前の江戸時代初期から始まり、父・実世が第10代、兄・公共が第11代の当主にあたります。実篤が生まれ育ち、関東大震災で焼失した東京・麹町の実家には、書画や古銭など様々な伝来の品があったと実篤は回想します。今回、第2代・実陰の書画、三条実美の書など、実篤を起点に、過去から受け継がれてきたものを紹介します。
また、実篤が蒐集した古今東西の美術品、実篤自身が制作した書画や文学資料、日本近代美術・文学を代表する作家との交流を示す作品・資料にも目を向けます。実篤没後、ご遺族や関係者の多大な努力によって現在まで受け継がれてきた名品の数々を一挙にご覧に入れます。
〈見どころ〉
▷武者小路実篤の先祖は歌人
実篤が生まれた武者小路家は、和歌をもって朝廷に仕える公家で、なかでも2代・実陰は若き日から和歌の才に優れ、霊元天皇(譲位後は上皇)より優れた和歌の印として勅点を受けるほどでした。霊元上皇没後は天皇の詠歌を指導する立場となり、武者小路家の家格で授かることができる最高位である従一位に叙され、准大臣とされました。本展では、2代・実陰をはじめ実篤の父・実世ら武者小路家の先祖を紹介します。
▷武者小路家にまつわる新発見資料を多数展示
昭和60年(1985年)の開館以来継続してきた調査で今回新たに発見された資料を中心に紹介します。
 ・武者小路実陰「澗槙」(享保11年(1726年)7月18日 *霊元上皇勅点あり)
  ほか、和歌懐紙(軸装)
 ・黒田辰秋(人間国宝) 赤漆捻四稜棗、漆盆 *実篤愛蔵・愛用品
 ・フランシスコ・デ・ゴヤ エッチング「ロス・カプリチョス」より
  「理性の眠りは怪物を生む」「睡魔が彼女たちを圧倒する」 *実篤愛蔵品
 ・武者小路実篤「豆画帖」(昭和32年(1957年)1月 紙本墨書墨画淡彩) ほか、
▷実篤が作り出した名品も紹介
日本近代文学を代表する文学者であり、書画でも独自の作風を確立した実篤。実篤が作り出したものをとおして90年の生涯を追い、多岐にわたる活動を今一度、見つめます。

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