名称:「没後35年 清原啓子銅版画展」佐倉市立美術館
会期:2022年11月1日(火)〜12月18日(日)
会場:佐倉市立美術館2階展示室
観覧料:一般600(480)円、大学・高校生400円(320)円
中学生以下無料 ※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
*前売り券は、佐倉市立美術館、佐倉市民音楽ホールにて2022年10月30日(日)まで、
佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センターにて2022年10月31日(月)まで発売。
*障害者手帳をお持ちの方は、1階受付でご提示ください。
ご本人とその介助者1名は無料です。
*佐倉市内の高校(佐倉高校、佐倉東高校、佐倉西高校、佐倉南高校)の在校生は無料です。
*チラシ裏面に必要事項をご記入の上、1階受付でご提示ください。
*11月16日(水)は開館記念日・佐倉市教育の日の事業として無料です。
休館日:月曜日
主催:佐倉市立美術館
協力:古川勉、深沢暁子、八王子市夢美術館
協賛:(株)エッシェンバッハ光学ジャパン
住所:〒285-0023千葉県佐倉市新町210
TEL:043-485-7851
URL:佐倉市立美術館
清原啓子(1955-87)は1978年、多摩美術大学美術学部絵画科3年生の時に版画コースを選択、 千葉県ゆかりの銅版画家・深沢幸雄(1924-2017)らに銅版画を学びます。清原が初めて制作した《鳥の目レンズ》 を見て驚いた深沢は「清原君、君は大変な銅版画家になりそうだ。何かキラキラしたものが見えるんだよ、 ひとつ頑張ってやってみないか」と語りかけたそうです。清原は深沢の期待通り、 1982年には第50回日本版画協会展において最高賞である協会賞を受賞、1983年には初個展を開催するなど、 早い時期から注目を集めますが、1987年に31歳の若さで急逝してしまいます。 1980年代、清原は自作について「時代遅れ」と自嘲しながらも、幻想・幻視探求へと作風を確立させることに伴い、 技法を長い時間と忍耐が要求されるエッチングに集約していきます。 後に深沢が「正に鏤骨(るこつ)、骨を刻むがごとく銅を刻んだのである。」と清原の約10年間の活動を振り返ったように、 ニードル(先端が針状に尖っている金属製の道具)による点と線をただならぬ密度で銅板に刻んでいたことから、 生前に制作された銅版画は未完成を含む30点のみでした。 本展では、作家が署名したオリジナル作品を中心として関連資料(素描、試刷り、原版等)を併せて約80点を展示、 作家が人生をとおして追求した銅版画表現の魅力をお伝えいたします。
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