「川島理一郎 自然から得た生命の律動」足利市立美術館

「川島理一郎 自然から得た生命の律動」足利市立美術館

名称:「川島理一郎 自然から得た生命の律動」足利市立美術館
会期:2022年10月29日(土)~12月25日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:月曜日、11月4日(金)、11月24日(木)
観覧料:一般710(560)円、高校・大学生500(400)円、中学生以下無料
   ( )内は20名以上の団体料金
   *各種障がい者手帳をご提示の方と付添者1名は無料となります。
   *「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を確認できるものをご提示ください)。
   *第3日曜日「家庭の日」(11月20日、12月18日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。
主催:足利市立美術館
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人花王芸術・科学財団
協力:公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団、公益財団法人足利市民文化財団、一般財団法人おもい・つむぎ財団
住所:〒326-0814栃木県足利市通2-14-7
TEL:0284-43-3131
URL:足利市立美術館

《承徳大観》1934年、足利市立美術館蔵
《承徳大観》1934年、足利市立美術館蔵

 川島理一郎(1886-1971)は足利に生まれ、若くしてアメリカに渡って美術を学んだのち、近代美術が花開いた20世紀初めのパリでさらに研鑽を積みました。そこでの川島は、渡仏間もない藤田嗣治と古代ギリシア風の生活を実践するなどして、芸術の源流を探求します。さらにエコール・ド・パリの画家たちや文化人らと交友を結び、サロン・ドートンヌの入選など実績を重ねながら、自身のスタイルを確立していきました。ヨーロッパやアジア諸国、日本国内を旅して描く一方、資生堂意匠部嘱託員時代にはパリの最新モードを本国に伝えるなど、文化の媒介者としての力も発揮しました。
 帰国後には、国画創作協会第二部の創立に関わり、自身が主宰する批評会「金曜会」で若き難波田龍起、矢橋六郎、山口薫らを育てるなど、画壇への大きな影響力を持つようになります。太平洋戦争中には従軍画家としての苦難を味わいながらも、戦後は日展や新世紀展などを中心に作品を発表し、その色彩豊かで伸びやかな筆づかいは晩年まで衰えることがなく、作品には描くことの喜びがあふれています。
 本展では、川島の60年にわたる画業の展開を、交流のあった芸術家の作品とともに、絵画作品を中心とする約130点によってご紹介します。

《バリー・ルエーの町(巴里風景 郊外ルエイの町)》1920年代、株式会社大林組蔵
《バリー・ルエーの町(巴里風景 郊外ルエイの町)》1920年代、株式会社大林組蔵
《門のある家(仮題)》1911年、個人蔵
《門のある家(仮題)》1911年、個人蔵
《蘭花》1942年、足利市立美術館蔵
《蘭花》1942年、足利市立美術館蔵
《雨と風の詩》1966年、栃木県立美術館蔵
《雨と風の詩》1966年、栃木県立美術館蔵
《資生堂出雲町店 バラック正面図》1923年、資生堂企業資料館蔵
《資生堂出雲町店 バラック正面図》1923年、資生堂企業資料館蔵
《コルシカ島》1921 年、公益財団法人 足利市民文化財団蔵
《コルシカ島》1921 年、公益財団法人 足利市民文化財団蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る