「interplay of shapes」ARTRO(アルトロ)
- 2022/11/16
- 京都府
- ARTRO(アルトロ), interplay, shapes
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名称:「interplay of shapes」ARTRO(アルトロ)
会期:2022年11月17日(木)~2022年12月18日(日)
開館時間:11:00 〜 18:00
休館日;月曜日
入場料:無料
会場:ARTRO(アルトロ)
住所:〒604-8126 京都府京都市中京区貝屋町556
TEL:075-585-4554
URL:ARTRO(アルトロ)
Fu Siteは中国に生まれ現在はフランスを拠点として活動をしています。絵画作品は、現実と夢の間のような幻想的で超現実的(シュルレアリスム的)な雰囲気を纏っており、具象と抽象の間を軽やかに揺らいでいます。そのため、Fu Siteの作品に描かれたイメージは鑑賞者の中であらゆる定義やカテゴリーから逃れ、分類されることなく漂います。ピーテル・パウル・ルーベンスの絵画を見た際に、そこから抽象画の要素を感じ取ったと言う作家の作品は、具象的なイメージの背後にある抽象性、抽象的なイメージの中にある具象性を探っており表裏一体の面を持ちます。また、絵画や映画の一場面などあらゆるイメージをコンピューターを用いて再解釈することによって構成することによって描かれた作品のイメージは、超現実的な雰囲気を纏いながらも現実とのつながりを持ちその均衡を保っているかのようです。
Mao Guanshuaiは、中国寧波に生まれ現在は上海を拠点に活動しており、主に木彫刻作品を制作しております。2013年より木彫作品を作り始めたという作家は、木という素材の質感を生かしながら私達の現実世界には存在しないような造形を彫り出すことを試みております。「もの」自体に宿る本質を木彫の特徴を昇華させ造形しておりますが、もの自体の「本質」というとても抽象的テーマを扱いつつも、作家は現代の若者を囲む刺激的な社会からインスピレーションを受けており作品自体は現代的な感覚に溢れています。Mao Guanshuaiは、鑑賞者が作品を見る際に認識する具象的な解釈を秘めることで、例えば花が開き、竹の節が伸びていく予感のような抽象と具象の間の調和を象徴的に表現しています。
私達は、生きていく中で身の回りの物事に名前をつけカテゴライズし秩序を作ることで世界を認識していますが、Fu Site と Mao Guanshuaiは、それらのラベルが貼り付けられる前の捉え難いが確かにそこに在る「本質」を抽象表現と具象表現の調和の中で探求しています。ホワイトキューブとは趣を異にするARTROの陰の中で両作家の形の戯れと空間との調和を是非ご高覧ください。
アーティスト
傅斯特(Fu Site)、⽑冠帅(Mao Guanshuai)
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