特別展「稗田一穗展」和歌山県立近代美術館

特別展「稗田一穗展」和歌山県立近代美術館

名称:特別展「稗田一穗展」和歌山県立近代美術館
会期:2022年9月10日(土)〜2022年11月6日(日)
   ※10月11日に一部作品を展示替え
会場:和歌山県立近代美術館
時間:9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 9月20日(火)、10月11日(火)
   ※9月19日(月)、10月10日(月)は開館
観覧料:一般 800円(640円)
   大学生 500円(400円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
   ※毎月第4土曜日(9月24日、10月22日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
   ※10月2日(日)は無料観覧日
住所:〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL. 073-436-8690
URL:和歌山県立近代美術館

稗田一穗《月影の道》1990年 日本芸術院蔵 *文化庁許可済
稗田一穗《月影の道》1990年 日本芸術院蔵 *文化庁許可済

このたび、和歌山県立近代美術館と田辺市立美術館は、昨年3月に満100歳で亡くなった、和歌山県田辺市出身の日本画家、稗田一穗(1920‒2021)の回顧展を共同で開催します。
10代半ばで日本画家を志した稗田は、東京美術学校に学び、戦後、本格的に画家としての活動をはじめました。鳥を主要なモチーフとした、生命を寿ぐような素朴で力強い表現や、世界的な絵画動向を意識しつつ画材の特質も発揮した画面構成は、日本画の地平を拓くものとなります。
また60歳を迎える頃よりは、故郷、和歌山の熊野の地をモチーフにした、悠久の時間を想わせる荘厳な風景と、長らく生活を営んだ東京の成城の町をモチーフにした、詩情あふれる日常の風景が主要なテーマに加わり、個々の作品はもちろん、あちらとこちらを行きかうなかで、見る者を深い思索と想像に誘う独自の世界観を築きます。
この展覧会では、各時代の主要な作品を通して稗田の画業全体をふり返るとともに、アトリエに遺された画稿やスケッチブックなどを合わせて紹介することで、その創作の過程もたどります。80年以上を日本画の研究に費やし、戦前から戦後の絵画に大きな足跡を残した画家の画業を改めてご覧いただくことで、故人を偲ぶ機会とします。

稗田一穗《豹のいる風景》1952年 世田谷美術館蔵 [前期展示]
稗田一穗《豹のいる風景》1952年 世田谷美術館蔵 [前期展示]
稗田一穗《かんむりづる》1955年 世田谷美術館蔵
稗田一穗《かんむりづる》1955年 世田谷美術館蔵
稗田一穗《流翳》1962年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《流翳》1962年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《群鶴》1978年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《群鶴》1978年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《幻想那智》1979年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《幻想那智》1979年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《帰り路》1981年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《帰り路》1981年 和歌山県立近代美術館蔵
稗田一穗《皎月》1988年 箱根・芦ノ湖 成川美術館蔵
稗田一穗《皎月》1988年 箱根・芦ノ湖 成川美術館蔵
稗田一穗《天宇》1989年 田辺市立美術館蔵
稗田一穗《天宇》1989年 田辺市立美術館蔵
稗田一穗《遠き花火》1991年 田辺市立美術館蔵
稗田一穗《遠き花火》1991年 田辺市立美術館蔵
稗田一穗《茜空》1994年 箱根・芦ノ湖 成川美術館蔵
稗田一穗《茜空》1994年 箱根・芦ノ湖 成川美術館蔵

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