名称:SHUZO AZUCHI GULLIVER「Breath Amorphous 消息の将来」BankART Station
会期:2022年10月7日〜2022年11月27日
会場:BankART Station
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5-1
新高島駅B1F
BankART KAIKO
〒231-0003 横浜市中区北仲通5-57-2
KITANAKA BRICK & WHITE 1F
入場料:観覧のみ1,200 円
カタログ付チケット3,800 円
※中学生以下及び、障がい者手帳お持ちの方と付き添い1名は無料
※BankART Station、BankART KAIKOに、会期中何度でも入場できるチケットです。
開館時間:11:00-19:00
休館日:会期中無休
会場:BankART KAIKO
住所:〒231-0003神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 1階
URL:BankART Station
決して人間は溺れてもいないし船酔いを起こしてもいないに違いない。
しかし我々は藁を掴むように言葉、 数、 像、 神を夢想する。
世界は常に初めての存在で次々と留まることのない単一な総体のように見える。
わからないものをXと置くような数式の不思議さや有効性をいかに実感するのか。
「しっ! あの窓から漏れている光は何か、 何かを話しているが、別に何も言ってはいない。」
これはゲーテが 「ファウスト」 の中に書いた台詞である。 消息はこの光に似ている。
何の消息であるのか等と聞く必要はない。 我々と我々の知っている、 我々の目前のものとの間に消息はある。
それは目前のものを一部ともするこの単一な総体の作用や機能の顕れであろう。
赤裸々で唖然とさせる、このビッグバンのようなノイズは我々の上で焦点を結ぶ。
この焦点の皮膜、 その機能こそ消息で、 その克明さが我々そのものなのではなかろうか。
想起するという特性を持った物質が生体であるというバトラーの語り口に倣うなら、
消息へと機能する、 特性を持った物質が我々であるといえよう。
消息の将来、将に来らんとする消息。
我々は我々の克明な消息を求め、 その克明さ自体であり続けるに違いない。
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー
アーティスト
SHUZO AZUCHI GULLIVER
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