名称:ふるさかはるか「積層の器 ことづての声」Gallery PARC
会期:2022年11月26日(土) 〜 2022年12月18日(日)
会場:Gallery PARC
時間:13:00~19:00 ※12/10(土)は18:30まで
休館日:水・木曜日
料金:無料
住所:〒602-8282 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階
TEL:075-334-5085
URL:Gallery PARC
木版画家・ふるさかはるかの個展。本展では、青森県で5年間にわたり行ってきた山の手仕事の取材を基にした、木版画、ドローイング、ピンホール写真と、その制作途上にある素材やインタビューを展示します。
ふるさかは、身近に取れる土や藍など自然から得られる素材から自作した絵具と版木の自然な色・形に着目した木版を制作。自然と共に生きる人々の言葉や手仕事をテーマにした作品に取り組んでいます。
ふるさかは2017年より青森県津軽・南部地方で山の手仕事に携わる人々に取材を続けており、人々の言葉を題材にした作品制作を行ってきました。マタギ(猟師)のほか、ソマ(木こり)や漆掻き(漆の樹液採集をする人)などに地元の伝承や山の手仕事を聞き、それを自らの手仕事に交差させることで自然と共に「作ること」を考える場をつくることを目指しています。
本展はその集大成として2023年に予定している取材と作品をまとめた本の出版と木版画展に向けて、伏線として開催するものです。作品と共に素材となる取材内容を紹介することで、取材先の山の人々と本の制作を行う作家側、それぞれの手仕事を繋ぎ合わせることを試みます。取材については人類学研究者による寄稿(フライヤー配布)、編集者によるコメントと会期中に加わる作家からの回答が添えられます。ぜひご高覧ください。
ふるさかはるか
美術家・版画家。1976年大阪府生まれ。1999年武蔵野美術大学油絵学科卒業。2002年より作家活動を開始。フィンランドやノルウェーなど北国での滞在制作・発表の傍ら各地の山を訪ね、近年では自然と共に生きる人々の言葉や手仕事をテーマにした作品に取り組む。2014年の個展「トナカイ山のドゥオッジ」(Gallery PARC)では北欧の先住民族サーミの人々に取材した木版画シリーズを発表した。
2017年の展覧会「土のことづて」(国際芸術センター青森)を機に青森での取材を重ねてきた。
作品制作の傍ら、2010年に「木版画アトリエ空中山荘」立ち上げ。美術館でのワークショップを通して、手仕事と絵画の要素を併せ持つ木版画の魅力を伝える活動を行っている。
作家Webサイト:https://www.harukafurusaka.net
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