HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」ポーラ美術館

HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」ポーラ美術館

名称:HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」ポーラ美術館
会期:2022年9月17日〜2023年1月15日
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:会期中無休
会場:ポーラ美術館
入場料:大人 1,800円(1,500円)
   シニア割引(65歳以上)※1 1,600円(1,500円)
   大学・高校生 1,300円(1,100円)
   中学生以下無料
   障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)※2 1,000円(1,000円)
   ※( )内は15名以上の団体料金です。
   ※9月17日(土)~9月30日(金)は24歳以下無料ご招待を実施しています。詳細はこちら
   ※料金はいずれも消費税込みです。
   ※ポーラ美術館は、多くの子供たちに、より身近に芸術作品に触れていただきたいと考えており、2019 年8 月10 日より中学生以下の入場については無料としております。
   ※1、※2は他の割引との併用はできません。
住所:〒250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL:0460-84-2111
URL:ポーラ美術館

HIRAKU Projectは、ポーラ美術振興財団の若手芸術家への助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第13回目となる今回は、パリを拠点に活動する村上華子をご紹介します。古典的な写真技法を扱い、見ることの根源に立ち返ろうとする村上は、2019年にアルル国際写真祭新人賞にノミネートされるなど、近年特にヨーロッパで注目される気鋭の作家です。
村上華子は制作の初期から一貫して、網膜に映る像を他者と共有するための技術とその歴史、そして目の代替物として像を焼き付けるもの、その物質性(マテリアリティ)に関心を持ち続けています。ダゲレオタイプのような古典技法による写真、100年前の未開封のガラス乾板に自然発生したイメージをとらえる作品、金属の活版を用いた作品、あるいは詩作や映像作品など、多岐にわたる村上の作品はいずれも、歴史を往来する緻密なリサーチと卓越した言語感覚に支えられています。
今回の展覧会で村上は、現存する世界最古の写真を残したとされる、ニセフォール・ニエプス(1765-1833)の足どりを辿ります。「写真」の発明というニエプスの輝かしい功績の裏側には、当然ながら数え切れないほどの「失敗」が存在しました。本展は、村上がその歴史の陰に寄り添い、ニエプスの言葉を丁寧にひもとき、検証を重ねながら、幾多の失敗を現代に再現しようとする試みです。幼少期からの夢を追い求めたニエプスのまなざしと、作家のまなざし、そして鑑賞者のまなざしが重なり合うとき、私たちの目は何を見るのでしょうか?
新作を中心に構成される本展では、ネオン管を用いた作品をはじめ、村上の新たな展開をご紹介いたします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 公募展「那珂川町を描く-心に残る風景-」那珂川町馬頭広重美術館
  2. 「冬のけしき」夢二生家記念館・少年山荘
  3. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
ページ上部へ戻る