「Magicians encounter #1 Modern times scatology ₋冥界の身体」伊勢丹新宿店

有賀 慎吾 「蛇のラザロ徴候 / 蜂の営巣行動 / ホモ・サピエンスの孤独療法 22-B」 2022年 木製板にミクストメディア、回転盤 H70 × W90 × D10cm

名称: 「Magicians encounter #1 Modern times scatology ₋冥界の身体」伊勢丹新宿店
会期:2023年1月18日(水) ~ 2023年1月31日(火)
場所:本館6階 アートギャラリー[最終日午後6時終了]
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
TEL: 03-3352-1111
URL: 伊勢丹新宿店

有賀 慎吾

「蛇のラザロ徴候 / 蜂の営巣行動 / ホモ・サピエンスの孤独療法 22-B」

2022年

木製板にミクストメディア、回転盤

H70 × W90 × D10cm
有賀 慎吾 「蛇のラザロ徴候 / 蜂の営巣行動 / ホモ・サピエンスの孤独療法 22-B」 2022年 木製板にミクストメディア、回転盤 H70 × W90 × D10cm

Magicians encounter #1
三越伊勢丹では1907年に三越が「美術部」を創設して以来、百十余年に渡り、美術品を扱ってきました。
従来、絵画や工芸品を取り扱うことが多く、美術団体の展示場所として活用されてきました。
戦後になると、新聞社との共催によって「美術館」が店舗内に開設され、伊勢丹新宿店でも1979年に開設されるとアートシーンをリードする大規模な展覧会が催されました。
文化啓蒙の担い手であった百貨店において時代の最先端を求め、その時代の美術を積極的に紹介してきました。
昨今は、美術の裾野を拡げるべく若手、中堅作家の作品を精力的に紹介しています。
現在SNSの普及もあり個人で活動するアーティストも多くその全貌を掌握するのは難しくなってきています。
昨年、伊勢丹新宿店アートギャラリーで開催されたK4展には、友禅染の石井亨氏、ファッションフォトグラファーのpiczo氏、彫刻家の宮原嵩広氏、コンセプチャルアートの山田周平氏が参加しました。
各ジャンルで活躍されている4名の多様な表現が集まることによって、固有の視点を提起する展覧会として好評を博しました。
本展はK4展を継承しながら新たに「Magicians encounter」という企画に発展します。
これはアーティストだからこそ見出せる作家を選定し各作家を紡ぎながら新たな文脈で展覧会を構成する試みです。
前回のK4展に参加いただいた、宮原氏にディレクションをお願いし、氏を含む5名の作家による展覧会を開催いたします。
末尾となりますが、開催するにあたりご尽力いただいた、株式会社studio仕組、泉美菜子氏(PINHOLE)に感謝を申しあげます。
伊勢丹新宿店 アートギャラリー

大竹 寛子

「Free from」

2022年

和紙、岩絵具、金箔

38 × 45.5 cm
大竹 寛子 「Free from」 2022年 和紙、岩絵具、金箔 38 × 45.5 cm

Modern times scatology-冥界の身体
人類は時に自然界の法則をこえ、説明のつかない神秘を渇望します。
魔術師との遭遇、言外の作品との邂逅が人類の末路を転回することを願います。
ディレクション・宮原 嵩広
出品作家
有賀 慎吾 / 大竹 寛子 / 杉山 有希子 / 宮原 嵩広 / 山田 周平

杉山 有希子

「PLANET Arctic Aliens 01」

2022年

UVインクジェットプリント、白金紙、アルミフレーム一体型

72 × 108 cm
杉山 有希子 「PLANET Arctic Aliens 01」 2022年 UVインクジェットプリント、白金紙、アルミフレーム一体型 72 × 108 cm
宮原 嵩広

「null pointer exception-Drape」

2023年

JESMONITE®AC730、シリコンオイル、その他

H55 x W16 x D16 cm
宮原 嵩広 「null pointer exception-Drape」 2023年 JESMONITE®AC730、シリコンオイル、その他 H55 x W16 x D16 cm
山田 周平

「Gold(joke)・黄金(冗談)」

2022年

平面(Stare Reap)

技術協力(株)RICOH。

ed.2

130.7 × 94.3 cm
山田 周平 「Gold(joke)・黄金(冗談)」 2022年 平面(Stare Reap) 技術協力(株)RICOH。 ed.2 130.7 × 94.3 cm

有賀 慎吾 Singo Aruga
黄と黒の2色を基調にした、魂や光の色と影や闇の色に対し第3の”私”を立ち上げ、個人や性別を超えた外部との接続を模索しています。
近作では蜂が蜂の巣を作るように言語的な設計図を使わず、宇宙の幾何学に従う制作を試み、絵画やインスタレーション作品を発表しています。

大竹 寛子 Hiroko Otake
流動的な瞬間の中にある恒常性をテーマに、蝶を変化の象徴として作品を描いています。
蝶は古代ギリシャ語で“Psycheプシュケー”といい、蝶と同時に精神や魂という意味を持っていました。
日本画の伝統的な技法を基に物質としての変化と精神・魂の解放を模索し表現しています。

杉山 有希子 Yukiko Sugiyama
彫刻家として活動の傍ら、2017年から写真を始めロサンゼルスへ渡米。
近赤外線カメラを使用し、朽ちる運命にある”過去の人工物”と今を生きる”植物の生命”を対比させた「CRASH」シリーズが、世界中の国際コンペ受賞。
脱人間中心主義的な作品を制作し、近年では人為的な影響で発生している地球規模の環境変化に着目した北極圏でのプロジェクト「Arctic Aliens」を始動。

宮原 嵩広 Takahiro Miyahara
特殊メイクの技法を習得後、もの派やミニマルアートを学び彫刻の展開を試みています。
近作ではアスファルトや自然石を用いた徴候的な作品やシリコンオイルやマットブラック塗料を用い、物の存在を問いかける作品を制作し、物質の純粋性をテーマに立体、インスタレーション作品を発表しています。

山田 周平 Shuhei Yamada
アイロニーとユーモアをベースに現代社会に対する考察を通じて作品を制作しています。
写真、映像、立体、平面、と様々な作品形式を展開しながら、ミニマルでコンセプチュアルな作品を制作。
2013 年、アーモリーショーのキュレーション部門において、当時アンディウォーホール美術館 館長のEric Shiner により唯一の日本人として選出され、様々なメディアで話題となりました。

有賀 慎吾 「蛇のラザロ徴候 / 蜂の営巣行動 / ホモ・サピエンスの孤独療法 22-B」 2022年 木製板にミクストメディア、回転盤 H70 × W90 × D10cm
有賀 慎吾 「蛇のラザロ徴候 / 蜂の営巣行動 / ホモ・サピエンスの孤独療法 22-B」 2022年 木製板にミクストメディア、回転盤 H70 × W90 × D10cm

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