「鮫島大輔 -永遠のマクガフィン-」Bunkamuraザ・ミュージアム

「Flatball 2021 No.02」

名称:「鮫島大輔 -永遠のマクガフィン-」Bunkamuraザ・ミュージアム
会期:2023年1月21日(土)~1月30日(月)
開館時間:10:00~19:00
会場:Bunkamura Gallery
主催:Bunkamura Gallery
住所:〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9111
URL:Bunkamuraザ・ミュージアム

「Invisible」
「Invisible」

球体に広がる無限の世界
青々とした木々にそそられて、長いトラス橋を抜けた先へと。目の前に広がる閑静な住宅地に、なぜか郷愁をかき立てられる。鮫島大輔の作品からは、そのような強烈なデジャヴを覚えさせられる。それは茫々たる記憶の海に沈んでいった欠片か、または記憶や経験に呼応し映し出されたものか。
いずれにせよ、確かなことは、我々が普段気に留めていなかった日常風景が、立体や球体に封じ込められることによって、新たな体験となって記憶を遡らせるのだ。
鮫島大輔は誰もが見たことのあるありふれた建物や郊外の風景を、様々な支持体に描き続けている。ライフワークとして制作しているFlatball シリーズは、風景が球面上で 360° 完全に繋がり、本来自分を中心に無限に広がる空間は球体の中心へと集約され、世界は球に封じ込められる。視点をずらすとまた中心が変わり、時間と空間も付随して変化し続ける。
どこにでもあるような風景が、球体などの形あるものに描かれることによって、新たな意味、新たな視点を観る者に提示する。地域や社会との関係性、生命の意義、もしくは純粋なる視覚的快楽など、観る者によってその意味は数多の姿に変化する。まるで鮫島の作品に吸い込まれたかのように、そこには私たち自身が投影されて見えてくる。
Bunkamura での初個展となる本展では、代表的な Flatball シリーズをはじめとした新作、平面作品を中心に展示する。視点を変える事で見えてくる未知なる世界を、どうぞご堪能いただきたい。

「Invisible」
「Invisible」
「Pond 01」
「Pond 01」
「Flatball 2021 No.02」
「Flatball 2021 No.02」

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