「栗原由子 日本画展 FEAST with MITATE」Bunkamuraザ・ミュージアム

「御高祖頭巾」 2022年 紙本着彩 F8号

名称:「栗原由子 日本画展 FEAST with MITATE」Bunkamuraザ・ミュージアム
会期:2023年1月21日(土)~1月30日(月)
開館時間:10:00~19:00
会場:Box Gallery
主催:Bunkamura Gallery
住所:〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9111
URL:Bunkamuraザ・ミュージアム

「沢辺の蛍」
2022年 S6 紙本着彩
「沢辺の蛍」 2022年 S6 紙本着彩
「鰭花」
2022年 P3 紙本着彩
「鰭花」 2022年 P3 紙本着彩
「POPCORN」
2022年 S6 紙本着彩
「POPCORN」 2022年 S6 紙本着彩
「ゆりかご」
2022年 F4 紙本着彩
「ゆりかご」 2022年 F4 紙本着彩

日常に、世界中に、描きたいものが溢れているからこそ「FEAST(宴)」を一貫したキーワードとして個展のテーマを絞り込み、作品制作に打ち込む栗原由子。展覧会が宴のような楽しい場所となるようにという彼女らしい想いと、その豊かな感性で捉えられた色とりどりのモチーフたちが、展示空間を彩ってきました。
Bunkamuraで4度目の個展となる今回のテーマは「MITATE(見立て)」。野菜や果物などのモチーフは一体何になぞらえられ、描かれるのでしょう。
紅色の珍しいトウモロコシを描いた作品「御高祖頭巾(おこそずきん)」。果皮の間から気品高い色の粒がつやつやとした顔を覗かせます。御高祖頭巾は江戸から明治時代に大流行した女性の装いで、目の部分以外すべてを包み込む防寒の用途で親しまれました。紫、藤、紅鼠など雅な配色の頭巾から女性の肌が覗く様子は、まさにトウモロコシのそれと重なり、作家の感性とユーモアに心躍らされます。
自然の造形を愛しむ眼差しが反映されたような、岩絵具や箔づかいの美しさ。その色やフォルムのみならず、細胞のひとつひとつまで面相筆で描き取る高感度な表現力。これまで数多のモチーフを描いてきた作家の、好奇心溢れる新作群をお楽しみください。

「御高祖頭巾」 2022年 紙本着彩 F8号
「御高祖頭巾」 2022年 紙本着彩 F8号

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 企画展 「『女流作家』―田村俊子と秋聲」徳田秋聲記念館
  3. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
ページ上部へ戻る