「讃岐漆芸の美―アムステルダム国立美術館漆芸展出品作品を中心に―」高松市美術館

音丸 耕堂「彫漆椿文手箱」 1943年 撮影:高橋 章

名称:「讃岐漆芸の美―アムステルダム国立美術館漆芸展出品作品を中心に―」高松市美術館
会期:2023年1月5日(木曜日)~3月26日(日曜日)
会場:1階常設展示室
休館日:月曜日(ただし、1月9日(月曜日・祝日)は開館、1月10日(火曜日)は休館)
   ※3月9日(木曜日)、10日(金曜日)は展示替えのため休室。
開館時間:午前9時30分~午後5時
   (ただし、特別展開催期間中(2月11日~3月21日の金曜日・土曜日は、午後7時まで)
   ※常設展示室1は3月11日(金曜日)から26日(日曜日)は「第40回日本伝統漆芸展」を開催。
主催:高松市美術館
観覧料:【一般】200円(160円) 
    【大学生】150円(120円)
    【65歳以上・高校生以下】無料
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
住所:〒760-0027香川県高松市紺屋町10-4
TEL:087-823-1711
URL:高松市美術館

 今夏、アムステルダム国立美術館で開催された「Breaking out of Tradition(伝統からの脱却)」をテーマにした「Modern Japanese Lacquer(近代日本の漆芸)」展に、アメリカ、オランダ、スイス、ドイツの美術館や個人のコレクションとともに高松市美術館のコレクションから 6 点が出品されました。明治維新後、漆芸家たちは近代的なアイデンティティと表現方法を求めて、新しい技法を見出したり、モティーフや扱う素材に独自性を持たせたり、と様々な挑戦を行いました。磯井 如真や音丸 耕堂といったその時代を生きた讃岐漆芸の作家たちも、新しい顔料や技法、意匠を積極的に取り入れました。そして、彼らの多彩な表現と精緻な技術は、現代にも受け継がれています。
 本展では、「Modern Japanese Lacquer」展に出品された、石井 磬堂《狭貫彫 堆黒 香卓》や音丸 耕堂《堆朱板文庫 昆蟲之圖》、《彫漆椿文手箱》、磯井 如真《堆朱 柿香盒》のほか、出品された作品とは異なる技法や意匠に挑戦した彼らの作品や、讃岐漆芸の祖である玉楮 象谷の作品も併せて展示いたします。
 讃岐漆芸の精緻な彫りと豊かな色彩、そしてそれぞれの作家たちの個性溢れる表現を高松市美術館のコレクションを通してお楽しみください。

磯井 如真《堆朱 柿香盒》
撮影:高橋 章
磯井 如真《堆朱 柿香盒》 撮影:高橋 章
音丸 耕堂《彫漆八仙花 香合》 1950年頃
撮影:高橋 章
音丸 耕堂《彫漆八仙花 香合》 1950年頃 撮影:高橋 章
石井 馨堂《狭貫彫 堆黒 香卓》 1931年
撮影:高橋 章
石井 馨堂《狭貫彫 堆黒 香卓》 1931年 撮影:高橋 章
高橋 皖山《荷葉紅魚 野菜類之圖 堆朱肉池》 
撮影:高橋 章
高橋 皖山《荷葉紅魚 野菜類之圖 堆朱肉池》  撮影:高橋 章

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