「TRoadside Lights 大橋英児」Akio Nagasawa Gallery Aoyama

「TRoadside Lights 大橋英児」Akio Nagasawa Gallery Aoyama

名称:「TRoadside Lights 大橋英児」Akio Nagasawa Gallery Aoyama
会期:2023年2月3日(金) – 3月11日(土)
入場料:無料
開館時間:木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-12-3 Noirビル2F
TEL:03-6427-9611
URL:Akio Nagasawa Gallery Aoyama

【作家ステートメント】
14年前の吹雪の夜に車を走らせていた。ホワイトアウトで自分のいる場所さえわからなくなっていた時、いつも見慣れた自販機の明かりで何処にいるのかを知るという経験をした。それ以来、自販機は私にとって特別な存在となり、世の中を見る窓となった。
路上にぽつんと佇む自販機の姿は孤独である。しかしこの景色は日本では当たり前で誰も気に留めることは無い、そんな自販機の姿に私は現代人を重ね合わせた。自販機たちは雨の日も雪の日もたたずみ、ひたすらお客さんを待ち続けている。その姿は、私の心につきささり、それは過去の失われた記憶の断片を可視化して行く。
さらに自販機の輝く姿からは、かつての自分の日々の営みを見るだけでは無く希望も見えてくる。自販機が指し示す光の先に、希望と未来をも感じ取ることが出来る。その時、自販機は“ジェフ・クーンズの掃除機”のような究極のモダンアートとなる。
1955年稚内市生まれ。
生まれ育った北辺の体験から、冬などの厳しい環境下での荒涼美に魅せられ二十代後半よりヒマラヤ周辺の国々を訪れる。2008年より自販機のある風景「Roadside Lights」のプロジェクトをはじめる。ここでの自販機の姿は現代人と等価であり、孤独と希望を可視化した物である。

大橋英児
<主な個展>
2018年「Roadside Lights」Marianne Cat Gallery、マルセイユ、フランス
2018年「Roadside Lights」case東京、東京、日本
2018年「Roadside Lights」case Rotterdam、ロッテルダム、オランダ
2017年「Roadside Lights」Galerie&c0119、パリ、フランス
2017年「Roadside Lights」禅フォトギャラリー、東京、日本
2016年「Roadside Lights」コニカミノルタプラザ、東京、日本
2015年「Roadside Lights」コニカミノルタプラザ、東京、日本
2014年「Roadside Lights」新宿ニコンサロン、東京、日本
2013年「Roadside Lights」コニカミノルタプラザ、東京、日本
<主な企画展・グループ展>
2022年「Photo Gaspsie」ケベック、カナダ
2021年「写真の町東川賞歴代受賞作家屋外写真展」東川町、日本
2021年「Auckland Festival of Photography」オークランド、ニュージーランド
2021年 札幌芸術展「アフターダーク」札幌芸術の森美術館、札幌市、日本
2018年「#28—NI’HOMME-SUMMER GROUP EXHIBITION」アントワープ、ベルギー
2017年「in print, out of print 表現としての写真集」奈良市写真美術館、奈良市、日本
2016年「Singapore International Photo Festeval 2016」シンガポール、シンガポール
<主な受賞歴>
2018年 第34回写真の町東川賞「特別作家賞」
2017年 2017 Photo-eye BestBooks
2016年 Critical Mass Top50

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