「染谷聡 × 川人綾『となりの揺らぎ』by imura art gallery」CADAN有楽町
名称:「染谷聡 × 川人綾『となりの揺らぎ』by imura art gallery」CADAN有楽町
会期:2023年1月10日(火)~2023年1月29日(日)
開館時間:11:00 〜 19:00
土曜日・日曜日・祝日は17:00まで
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:無料
会場:CADAN有楽町
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
TEL:070-6464-1438
URL:CADAN有楽町
この度、CADAN有楽町では、京都を拠点とする imura art galleryによる、染谷聡と川人綾による二人展「となりの揺らぎ」を開催いたします。
染谷聡は、漆を素材に漆芸における装飾行為である「加飾」をテーマに制作し、工芸分野に留まらない作品を生み出しています。加飾の研究を重ねる中で、染谷は過去の漆作品の加飾に見られる微妙なズレに着目しました。このリサーチを自身の作品に昇華した作品が、近年制作している「ミストレーシング」シリーズです。過去の漆作品を、染谷なりにトレース(辿る/写す)することで、品物から垣間見えてくる物語と景色を作品化しています。
一方、川人綾も染織という工芸分野から美術教育をスタートし、パリへの留学を経て、東京での大学院時代に織りのシステムを応用した「グリッド・ペインティング」を描くようになりました。神経科学者の父の影響を受け、幼い頃より脳を通して世界を把握しているということを強く意識していた川人は、グリッドの重なりによる錯視効果と、手作業による制御できないズレがもたらす意図しない美しさをテーマに制作しています。
初めてとなる二人展では、それぞれ自身のテーマに沿った新作を制作しつつ、お互いのコンセプトの重なる部分を意識しながら準備を進めました。同じ対象を見ていても、人それぞれ違う捉え方をしている面白さがある、と二人は言います。自分の目に見えている景色は、横にいる人のそれとは違うのかもしれない、という気づきを会場で感じていただければと思います。
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