「常滑の岡本太郎1952― タイル画も陶彫も、1952年の常滑から始まった ―」INAXライブミュージアム

「常滑の岡本太郎1952― タイル画も陶彫も、1952年の常滑から始まった ―」INAXライブミュージアム

名称:「常滑の岡本太郎1952― タイル画も陶彫も、1952年の常滑から始まった ―」INAXライブミュージアム
会期:2023年1月14日(土)〜3月14日(火)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:共通入館料にて観覧可 (一般:700円、高・大学生:500円、小・中学生:250円)
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)
会場:INAXライブミュージアム
住所:〒479-8586愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL:0569-34-8282
URL:INAXライブミュージアム

「常滑の岡本太郎1952― タイル画も陶彫も、1952年の常滑から始まった ―」INAXライブミュージアム
「常滑の岡本太郎1952― タイル画も陶彫も、1952年の常滑から始まった ―」INAXライブミュージアム

1952(昭和 27)年は、岡本太郎とやきもの、そして常滑にとって特別な 1 年でした。
前年の51 年、東京・世田谷にある自宅の風呂場や台所をタイル張りに改装したことが、タイル素材との出会いでした。翌年、油彩の画家として知られていた岡本が愛知・常滑を訪れ、工業製品の色鮮やかなモザイクタイルを使った絵画を制作し、主要な展覧会に次々と出展。観衆はもちろん当時の美術評論家にも驚きをもって迎えられ、話題となったできごとでした。
さらに東京・日本橋の髙島屋の地下通路にモザイクタイルの巨大な壁画《創生》を制作し、誰もが日常で見られる芸術作品=パブリックアートの先駆けの一つとなりました。
岡本にとって初となる本格的な立体作品を、やきもので手がけたのもこの年です。前年、東京国立博物館で縄文土器に出会い、衝撃を受けたことを「縄文土器論」として雑誌に発表した岡本は、18 年後の大阪万博会場に完成する《太陽の塔》を彷彿とさせるような、両手を開いた人物像、陶彫《顔》を3体制作しました。うち一つは父・一平の墓標となっています。
本展では、常滑の伊奈製陶(現LIXIL)でこれらの作品を制作した1952年に焦点をあててご紹介します。
【主な展示物】
《顔》│《顔》の釉薬テストに用いられたマケット(試作)│《太陽の神話》の原画│
写真:常滑での制作風景│タイル画《太陽の神話》《創生》《ダンス》と陶彫《顔》に関する雑誌記事、伊奈製陶社内報、製品型録など

陶彫《顔》(個人蔵)1952 年
陶彫《顔》(個人蔵)1952 年
釉薬テストに用いられたマケット(試作)(奥はINAXライブミュージ
アム蔵、手前は個人蔵)1952 年
釉薬テストに用いられたマケット(試作)(奥はINAXライブミュージ アム蔵、手前は個人蔵)1952 年
岡本太郎 《太陽の神話》の原画
1952 年 個人蔵
岡本太郎 《太陽の神話》の原画 1952 年 個人蔵

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