「写実(リアル)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」久留米市美術館

「写実(リアル)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」久留米市美術館

名称:「写実(リアル)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」久留米市美術館
期間:2023年2月11日(土・祝)〜2023年4月2日(日)
会場:久留米市美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
観覧料:一般 1,000円(800円)
   シニア700円(500円)
   大学生500円(300円)
   高校生以下 無料
   ※( )内は15名以上の団体料金、シニアは65歳以上
   ※上記料金にて石橋正二郎記念館も観覧できます
住所:〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015
TEL:0942-39-1131
URL:久留米市美術館

松本喜三郎《カニ》1888年 公益財団法人 島田美術館蔵
松本喜三郎《カニ》1888年 公益財団法人 島田美術館蔵

日本は、明治期の近代化に伴い西洋由来の写実表現を本格的に受容しました。一方で、鎌倉時代の仏像や江戸期の自在置物などに見られるように、そもそも日本には固有の写実表現があり、明治期以降は出自の異なる2つの「写実」が混在することとなりました。その結果、部分描写を重視する高橋由一の独自のリアリズム絵画が生まれ、彫刻では高村光雲や平櫛田中が伝統彫刻に西洋的な造形を加えた精緻な表現に挑みました。そして、この系譜は現代を生きる作家たちにも脈々と受け継がれています。 本展では、これらの写実表現がどのように継承・再考されてきたのか、高橋由一の油彩画や松本喜三郎らの生人形を導入として、現代作家17名の絵画・彫刻作品から探ります。

深堀隆介《桜升 命名 淡紅》2017年 平塚市美術館
深堀隆介《桜升 命名 淡紅》2017年 平塚市美術館
高橋由一《鯛(海魚図)》 1879年頃 金刀比羅宮蔵
高橋由一《鯛(海魚図)》 1879年頃 金刀比羅宮蔵
関義平《狆置物》明治時代 富山県立高岡工業高等学校青井記念美術館蔵
関義平《狆置物》明治時代 富山県立高岡工業高等学校青井記念美術館蔵
七搦綾乃《rainbows edge XV》2021年 作家蔵
七搦綾乃《rainbows edge XV》2021年 作家蔵
橋本雅也《アヤメ》2019年 個人蔵
橋本雅也《アヤメ》2019年 個人蔵
小谷元彦《SP3 channeling 松本喜三郎義足構想模型》2021年 作家蔵
小谷元彦《SP3 channeling 松本喜三郎義足構想模型》2021年 作家蔵
牧田愛《Cosmoplastics》2012-13年 東京藝術大学蔵
牧田愛《Cosmoplastics》2012-13年 東京藝術大学蔵
深堀隆介《金魚酒 命名 宵月》2021年 作家蔵
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横山奈美《逃れられない運命を受け入れること》2016年 gigei10蔵
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