「藤田嗣治と世界を目指した画家達展」松坂屋上野店

藤田嗣治「三つのボタンを持つ少女」 1964年リトグラフ・キミヨコレクション

名称:「藤田嗣治と世界を目指した画家達展」松坂屋上野店
会期:2023年2月1日(水)→7日(火)
会場:7階 アートギャラリー ※最終日は16時閉場
住所:〒110-8503 東京都台東区上野3丁目29番5号
TEL: 03-3832-1111
URL: 松坂屋上野店

藤田嗣治「南米ペルー帽子の男」
藤田嗣治「南米ペルー帽子の男」

エコール・ド・パリの時代、常時数百人余りの驚くほど多くの日本人画家が渡仏。         
「芸術の都」をひと目見ようという気運が沸騰していたのでしょう。
中でも著名な作家、田中 保・岡鹿之助・荻須高徳・佐伯雄三、日本画の土田麦僊なども滞在。
しかし藤田嗣治と坂東敏雄の以外は帰国し日本で指導的な役割を果たし、また作家として揺るぎない存在感を示しました。
藤田が滞仏10年を過ぎ、日本からの画学生たちの師となり活動していた頃パリでの成功を夢見て追いかけるように1922年徳島県からパリへ渡り藤田と生活を共にし影響と刺激を受けながらも坂東敏雄自身の画風を追及。
*評論家のアンドレ・ワルノは坂東の事を次のように評価した。藤田 嗣治とは異なる独自の方法で立体感の厚みを科学的に追求し、絵画という二次元の世界に三次元の世界を確立し、極めてヨーロッパ的な描写ではあるが、常に日本的なルーツを見え隠れさせた。彼の素材の捉え方はこの上なく正確で、完璧な幻想を巧みに盛り込んだのである。
フランスに骨を埋めたの日本人画家。
この貴重な機会にぜひ、ご覧ください。

坂東敏男「馬のいる風景」

油彩・ブイソン証明付
坂東敏男「馬のいる風景」 油彩・ブイソン証明付
藤田嗣治「三つのボタンを持つ少女」 1964年リトグラフ・キミヨコレクション
藤田嗣治「三つのボタンを持つ少女」 1964年リトグラフ・キミヨコレクション

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る