テーマ展「どこのウマの骨?直良信夫・林田重幸旧蔵コレクション公開展」馬の博物館

テーマ展「どこのウマの骨?直良信夫・林田重幸旧蔵コレクション公開展」馬の博物館

名称:テーマ展「どこのウマの骨?直良信夫・林田重幸旧蔵コレクション公開展」馬の博物館
会期:2023年2月18日(土)〜4月16日(日)
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
料金:大人100円、小・中・高校生30円
   ※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
   ※毎週土曜日は小・中・高校生無料
休館日:月曜日
会場:馬の博物館
住所:〒231-0853神奈川県横浜市中区根岸台1-3 根岸競馬記念公苑
TEL:045-662-7581
URL:馬の博物館

メオ族の在来馬と写る林田重幸氏(右端)
タイ
1972年撮影
メオ族の在来馬と写る林田重幸氏(右端) タイ 1972年撮影

馬の博物館は、考古学・古生物学・生態学などの諸学問に通じ「最後の博物学者」とも評される直良信夫氏と、日本在来馬研究の第一人者であった林田重幸氏が収集したウマの骨を多数所蔵しています。これらの資料は、日本国内で出土したものから中国や朝鮮半島で採取したもの、さらには現生の日本在来種のものまで含まれており、貴重なコレクションだといえます。
ところが、いつ・誰が・どのように発掘したのか記録が残っていなかったため、「とある遺跡から出土した馬の骨である」以上の情報を得ることが長い間できずにいました。まさに、どこのウマの骨かわからない状態だったのです。
そこで2020年より当館では、近年導入が進む理化学分析を行い、資料の年代を測定しました。その結果、東アジアにおけるウマのルーツを探るうえで、本コレクションが高い学術的価値を有するものであることがわかってきました。
本展では、調査の中間報告を兼ねて、直良・林田両氏が収集してきた本コレクションを初公開します。また、直良信夫氏の馬研究に加えて、これまで学説史で取り上げられることの少なかった林田重幸氏の事績も紹介します。

※資料はすべて馬の博物館蔵

前臼歯
顧郷屯遺跡(現中国ハルピン市)
約2万5千年前
前臼歯 顧郷屯遺跡(現中国ハルピン市) 約2万5千年前
下顎骨
潼関鎮遺跡(現北朝鮮潼関鎮)
約4万年前
下顎骨 潼関鎮遺跡(現北朝鮮潼関鎮) 約4万年前
下顎骨
東京都葛飾区
15世紀前半
下顎骨 東京都葛飾区 15世紀前半
右前頭骨から後頭骨
千葉県
16世紀初め~17世紀中頃
右前頭骨から後頭骨 千葉県 16世紀初め~17世紀中頃
脛骨
吉澤石灰工業株式会社の採石場(現栃木県佐野市築地町)
年代不明
脛骨 吉澤石灰工業株式会社の採石場(現栃木県佐野市築地町) 年代不明

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