名称:「遺伝的美意識 ― Inherited Esthetics ―」日本橋三越本店
会期:2023年2月22日(水) ~ 2023年3月6日(月)
会場:本館6階美術 コンテンポラリーギャラリー 最終日午後5時終了
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店
三越コンテンポラリーギャラリーでは、グループ展「遺伝的美意識—Inherited Esthetics—」を開催いたします。 本展には20代から80代までの総勢10名の現代美術家が参加いたします。キュレーターは、東京藝術大学博士後期課程にて1990年代の東京における現代美術の動向について調査研究を行なっている鈴木萌夏氏が務めます。日本における現代美術の、世代を超えて継承された「美意識」について検討する機会となります。ぜひ会場でご覧ください。
キュレーター|鈴木萌夏(東京藝術大学大学院博士後期課程)
参加作家|北上貴和子、幸村眞佐男、坂田あづみ、佐藤文音、中川陽介、中ザワヒデキ、長谷川ちか子、平井武人、増田将大、茂木淳史
協力|レントゲン藝術研究所準備室、SEKI Hiroko Art Office
【展覧会にむけて】
「現代美術」というジャンルには既に60余年という時間が内包されていることにお気づきだろうか。この度開催する「遺伝的美意識—Inherited Esthetics—」には20代から80代までの総勢10名の現代美術家が参加している。本展のキュレーションを行った20代の私にとって、1980年代に生み出された作品も2023年に生まれたばかりの作品も「現代美術」であることに変わりがない。この根底や背景には何があるのだろう。
日本の現代美術は継承されてきた美意識によって、現代美術としての文化的、物質的価値が裏付けられている。「今」を切り取る同時代の美術を、100年を超える歴史を紡いできた三越が扱うことに違和感を覚える方もいるのかもしれない。しかし、歴史とは同時代が降り積もって出来上がってくるものなのだ。だからこそ、現代美術史を調査する過程で見えた、日本における現代美術の世代を超えて継承されてきた「美」に対する意識について検討する機会を提案したい。
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