HxS 「ソフトビニールの怪獣展2023」Megumi Ogita Gallery

HxS 「ソフトビニールの怪獣展2023」Megumi Ogita Gallery

名称:HxS 「ソフトビニールの怪獣展2023」Megumi Ogita Gallery
会期:2023年3月11日(土)~2023年3月18日(土)
開館時間:12:00 〜 16:00
休館日:月曜日
入場料;有料
会場:Megumi Ogita Gallery
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
TEL:03-3248-3405
URL:Megumi Ogita Gallery

この度メグミオギタギャラリーでは、HxS個展「ソフトビニールの怪獣展2023」を開催致します。ソフトビニール怪獣作家HxSは、そのデザインから原型、成型、彩色に至るまで、全ての工程を一人で行ってます。ソフトビニール人形は、原料であるゾルを金型に流し込み、焼き固めたものを抜き出して作ります。その作業工程は昭和初期から今日までほぼ一貫しているものの、彼は独自に様々な成型を試す中で、より良い作品を生み出すための努力を欠かしません。
約30年前に、HxSの父親がオリジナルコングのソフトビニール人形を制作、家業を継いだ彼は「このかっこいいコングをスタンダードサイズで蘇らせたい。」と感じ、そこにゴリラ獣の世界が誕生しました。その後ゴリラ獣と戦う相手として、メカゴリラ獣、チラノ獣など、自作の物語に沿ったオリジナル怪獣を生み出し続けています。
HxS作品において、その職人魂による完成度の高さは特筆すべき点と言えますが、それは写実性を重視した現代の多色塗装品が目指すものとは一線を画します。むしろ気軽に手に取り、童心に返って遊びたくなるような、古き良きソフトビニール怪獣を理想とする彼の作品は、一見簡単な彩色の中にも、観る者に確かなこだわりを感じさせます。またそれらの怪獣には、凶暴な風貌ながらどこか憎めない絶妙なデフォルメが施されています。
そして自身の世界観を、イラストレーターや刺青師、画家などの手を介して広げる方法も特徴的です。挿絵やプラモデルの箱絵などを手がけた、昭和を代表するイラストレーター渡辺正美氏を起用し制作された原画はHxSの真骨頂であり、他の才能を巻き込む作家としての魅力は計り知れません。
今展では、立体の新作を含む約20点を展示致します。ソフトビニール界において確固たる地位を築いてきた、HxSの個展にご期待下さい。

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