小川泰 「ランデヴー Rendezvous」亀戸アートセンター

小川泰 「ランデヴー Rendezvous」亀戸アートセンター

名称:小川泰 「ランデヴー Rendezvous」亀戸アートセンター
会期:2023年3月4日(土)~2023年3月19日(日)
開館時間:16:00 〜 22:00
   土曜日・日曜日は13:00〜19:00
休館日:木曜日
入場料:無料
会場:亀戸アートセンター
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸9-17-8 KKビル101
TEL:090-5433-0883
URL:亀戸アートセンター

亀戸アートセンターは、小川泰個展「ランデヴー Rendezvous」を開催いたします。
小川泰はデジタルで描画した画像をもとに、エアブラシによるペインティング、描き溜めた落書き(作家曰くドローイングにも満たないもの)を使ったコラージュなどを用い、複雑で多層なプロセスを経て二次元のキャンバスの中に三次元の空間を構築する作家です。
本展では小川が近年一番気になっている「見せない」というテーマに沿って会場の空間が構成されます。2020年のコロナ禍以降、皆一様にスマホ画面の情報だけを見ていることに気づいた彼は、それらの情報だけでは処理できないものを作り始めます。例えば黒の絵の具1色のみを使いマスキングテープを剥がした後に浮き上がる絵の具の段差(層)のみで形を描いた作品など、スマホの画像からではただの黒い画面にしか見えない、実物を見ないとわからないといったアプローチを試みてきました。今回はカラフルな照明の使用など、いくつかの「見せない」仕掛けを用意し、そうすることで実際に会場に足を運んでも作品の実態が掴みにくい、一見すると作家のシニカルな心組みが感じられる展示構成になりますが、カラフルな照明を使うもう一つの理由に、場に情緒を入れ込みたいという作家の意図が含まれます。「ランデヴー」という本展のタイトルからも感じ取れるように「見えない」ことで鑑賞者はそこにロマンティックな一端を垣間見、体験できることを期待します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る