名称:「丹波焼の世界 season 7」兵庫陶芸美術館
会期:2023年3月11日(土)~2024年2月25日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
7・8月の土曜日・日曜日は9:30から
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
メンテナンス期間(2月下旬から3月中旬)休館
入場料:一般 200円、大学生 150円、高校生以下 無料 ※特別展開催期間中は同時開催中の特別展の料金に含まれます。
会場:兵庫陶芸美術館
住所:〒669-2135兵庫県篠山市今田町上立杭4
TEL:079-597-3961
URL:兵庫陶芸美術館
日本六古窯のひとつに数えられる丹波焼は、平安時代末期に東海地方の常滑焼や渥美焼(いずれも愛知県)などの窯業技術を取り入れて誕生しました。
中世を通じて、壺・甕・擂鉢を中心に、灰白色の素地に鮮緑色の自然釉が美しい焼締陶器の生産に終始しますが、近世初頭には、窖窯から登窯に転換し、他の産地と同様に茶陶なども生産するようになりました。ほぼ軌を一にして、赤土部や灰釉、栗皮釉、石黒釉などを使った各種の装飾技法を生み出し、それらを縦横に駆使し、多彩な展開をみせました。さらに、近世後期になると、白丹波と呼ばれる瀟洒な器や京焼系の意匠を取り入れた器など、時代の要請に即応しながら、現在まで途絶えることなく、やきものづくりが続けられてきました。近年は、伝統を活かしつつ、斬新で新たな息吹に溢れた作品も制作されています。
本展では、刻画文陶器や四耳壺など、丹波焼の始まりを窺い知る作品とともに、平成30年(2018)3月、兵庫県の重要有形文化財に指定された当館の「田中寛コレクション」や、開館以降、収集した丹波焼の優品をご紹介し、六古窯のひとつとして日本遺産にも認定された丹波焼800余年の歴史を一望します。
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