「山城知佳子 ベラウの花」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
- 2023/3/9
- 香川県
- Chikako Yamashiro, 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館, 山城知佳子
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名称:企画展「山城知佳子 ベラウの花」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2023年3月21日(火・祝)〜6月4日(日)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3階展示室C
住所:香川県丸亀市浜町80-1
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 950円(760円)、大学生 650円(520円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※高校生以下や18歳未満、丸亀市在住の65歳以上、各種障害者手帳の所持者および介護者1名は無料
※常設展の観覧料を含む
住所:〒763-0022香川県丸亀市浜町80-1
TEL:0877-24-7755
URL:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
山城知佳子(やましろ ちかこ)は、1976年沖縄に生まれ、同地に在住する映像作家・美術家だ。写真と映像を軸に制作を行う山城は、初期から一貫して、沖縄に暮らすことで意識される事象に向き合った作品を手がけてきた。
山城は近年、政治や社会、文化、自然環境といった多様な側面から現在の沖縄にアプローチしつつ、過去と現在とを往還する物語性の高い作品を制作している。そこでは、さまざまな文脈が複雑に絡みあう現実を題材としながら、その複雑さをそのままに扱うことで物語の豊かさへと転換し、独自の強度を備えた作品に結実しているといえる。
企画展「山城知佳子 ベラウの花」は、西日本初となる山城知佳子の大規模個展。2004年の「オキナワTOURIST」3部作から2023年の新作《ベラウの花》まで約20点の作品を集め、その活動の軌跡と現在地に光をあてる。
本展に合わせて制作された新作《ベラウの花》は、パラオ共和国でのリサーチに基づく作品だ。「ひとりの老人は、目の前の風景をどのように見ているのか」を想像する糸口を手にするため、山城は老人が幼少期を過ごしたパラオに赴き、各所の慰霊碑、戦車や司令部といった戦跡、学校、病院跡地などでリサーチを行っている。同作において山城は、老人の記憶をたどりつつ、山城自身の視点を重ね合わせた映像によって、新たな記憶のフィクションを紡ぎだすことを試みる。
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