特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館

特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館

名称:特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
会期:2023年4月28日(金)〜6月26日(月)
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室
住所:大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館30分前まで)
観覧料:常設展示観覧料で観覧可
大人 600円(540円)、高校・大学生 400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)、障がい者手帳などの所持者(介護者1名含む)は無料
住所:〒540-0008大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
TEL:06-6946-5728
URL:大阪歴史博物館

特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館

特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」では、人びとが異界をどのように捉え、交渉してきたのかに着目。大阪歴史博物館の館蔵品を中心に、民間信仰にまつわる器物や祈願品といった民俗資料、祭祀具や副葬品などの考古資料、そして妖怪などをあらわした絵画などから、異界の諸相に光をあてる。
たとえば、天狗。中国では、凶兆を示す流星を天狗と呼んでいた。一方、日本では、翼を持つ魔物となっただけでなく、山中での怪異や山神信仰、修験道における山伏などの影響のもと、中世以降にさまざまな天狗のイメージが編みだされた。本展では、江戸後期から明治期に描かれた《天狗像》などを展示する。
また、地獄の表現にも着目。重い罪を背負った者は、死後に地獄に堕とされ、永遠の責め苦を味わうとされた。地獄図とは、この恐怖を描いたものであり、悪行を戒めて善行に励むよう諭す意味合いを持つ一方、そこには冥界への想像力をも見てとることができる。たとえば、近代大阪の画家・菅楯彦(すが たてひこ)による《地こく変》は、地獄の裁きという主題にもかかわらず、全体的に戯画的な作風で描かれている。

特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
特別企画展「異界彷徨─怪異・祈り・生と死─」大阪歴史博物館
《天狗像 》 江戸時代後期〜明治時代 大阪歴史博物館蔵(中尾堅一郎氏寄贈)
《天狗像 》 江戸時代後期〜明治時代 大阪歴史博物館蔵(中尾堅一郎氏寄贈)
《朱鍾馗図》 丹羽桃渓筆 1811年(文化8年) 大阪歴史博物館蔵(松村恭一氏寄贈)
《朱鍾馗図》 丹羽桃渓筆 1811年(文化8年) 大阪歴史博物館蔵(松村恭一氏寄贈)
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
『願懸重宝記』 1816年(文化13年) 大阪歴史博物館蔵
《守刀・守袋》 江戸時代後期〜明治時代 大阪歴史博物館蔵(鴻池善右衞門氏寄贈)
《守刀・守袋》 江戸時代後期〜明治時代 大阪歴史博物館蔵(鴻池善右衞門氏寄贈)
《地こく変》(部分) 菅楯彦筆 1908年(明治41年) 大阪歴史博物館蔵
《地こく変》(部分) 菅楯彦筆 1908年(明治41年) 大阪歴史博物館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  2. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る