名称:「十四代 今泉今右衛門展-暮らしとともに-」セイコーハウス銀座ホール
会期:2023年5月11日(木) ~ 2023年5月21日(日)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
開館時間:10:30-19:00 最終日は17:00まで
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール
江戸期から続く有田の名窯・今右衛門窯。その当主であり、「色絵磁器」の重要無形文化財保持者(人間国宝)の十四代 今泉今右衛門氏の3年ぶり4回目の個展を開催いたします。
氏は、江戸期より伝わる格調高い色鍋島の伝統を受け継ぎ、それを後世へ伝えながらも、現代という時代を常に意識した制作を続けています。「雪花墨はじき」や「プラチナ彩」など、伝統的な技法だけではない新しいスタイルを生み出し、色鍋島の可能性を広げています。
今展では、デザイン性の高い花器をはじめとして、日常生活でも使いやすい食器など80余点が出品されます。時代が変われども、生活と共にある工芸作品を意識して制作を続ける、伝統と現代性を併せ持った魅力あふれる作品をぜひご高覧ください。
十四代 今泉今右衛門氏より
このたび、銀座・和光におきまして三年ぶりに新作展を開催できますことを大変嬉しく思っております。
最近、伝統工芸が人の暮らしのなかで存在し続けることの大切さを実感しています。
人と関わるなかで、江戸期からの手仕事を継承するなかで、先人の技術の積み重ねに感謝し、常に現代の新しい美意識を模索する作品となりました。
自然の窯の火が創り出す世界、ご清覧賜りましたら幸いに存じます。
十四代 今泉今右衛門氏 略歴
1962年佐賀県に生まれる
1985年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業
1988年京都にて鈴木治に師事
1990年有田にて父・十三代 今右衛門の許、家業に従事
1996年第43回日本伝統工芸展 初入選
1998年第45回日本伝統工芸展 日本工芸会会長賞受賞
2002年十四代 今泉今右衛門を襲名
色鍋島今右衛門技術保存会会長に就任
2004年第51回日本伝統工芸展 東京都知事賞受賞
2008年第16回MOA岡田茂吉賞 工芸部門 優秀賞受賞
2009年紫綬褒章受章
2012年2011年度日本陶磁協会賞受賞
2014年重要無形文化財「色絵磁器」の保持者に認定
2020年公益社団法人日本工芸会副理事長に就任
2023年2022年度日本陶磁協会賞金賞受賞
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