「草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界」草間彌生美術館

草間彌生《自己消滅 #2》 1967年 © YAYOI KUSAMA

名称:「草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界」草間彌生美術館
会期:2023年4月29日(土・祝)〜2023年9月18日(月・祝)
会場:草間彌生美術館
時間:11:00〜17:30
   (1)11:00-12:30(11:30までに入場)
   (2)12:00-13:30(12:30までに入場)
   (3)13:00-14:30(13:30までに入場)
   (4)14:00-15:30(14:30までに入場)
   (5)15:00-16:30(15:30までに入場)
   (6)16:00-17:30(16:30までに入場)
   草間彌生美術館は、日時指定の予約・定員制、各回90分となっています。チケットは美術館の公式サイトにて当日の各入場時間30分前まで購入可能です。美術館窓口での販売はありません。
休館日:月曜日 火曜日 水曜日(祝日を除く)
観覧料:※オンラインチケットをお持ちの方のみの入館
   一般 1,100円
   小中高生 600円
   ※未就学児は無料。団体割引の設定はありません。(当日分のみ可)
住所:〒162-0851東京都新宿区弁天町107
TEL:03-5273-1778
URL:草間彌生美術館

リチャード・カステラ―二画廊(ニューヨーク)での個展「草間のピープ・ショー」(別名「エンドレス・ラヴ・ショー」)にて、六角形のミラールームの中で横たわる草間 1966年 © YAYOI KUSAMA
リチャード・カステラ―二画廊(ニューヨーク)での個展「草間のピープ・ショー」(別名「エンドレス・ラヴ・ショー」)にて、六角形のミラールームの中で横たわる草間 1966年 © YAYOI KUSAMA

草間彌生は、単一モチーフの強迫的な反復と増殖から生じる、自他の境目が消えていくような感覚を“自己消滅” と呼び、さまざまな制作手法で表現しています。幼い頃の幻覚に由来するこの実践は、創作を始めた当初からの作家個人のテーマである一方、反復の制作原理や、鏡の反射と光の明滅などによって、観るものを恍惚とさせる作品表現には、1960年代後半に草間が拠点としていたアメリカを席巻したサイケデリック・ムーヴメントを特徴づけた、幻覚剤がもたらす知覚の変容を追体験させるような視覚効果と重なり合うものがあります。
本展では、そんな草間の作品世界にみられるサイケデリック性に着目し、さまざまな時代の豊かな創作のヴァリエーションを展覧いたします。60年代後半にニューヨークの個展で発表した、六角形のミラールームのシリーズ最新作を初公開するほか、ハプニングなどの記録動画を用いた映画や関連資料を通して、ムーヴメントの推進力ともなった当時の草間の活動をご紹介いたします。
また、内的イメージを自由に描き出した活動初期のドローイングをはじめ、帰国以降の鮮やかな色彩のアクリル絵画や大型の立体作品、ブラックライトを使ったインスタレーション、さらには短編映像や文学作品などを展示。草間の自己消滅のヴィジョンがつくりだす、サイケデリックな鑑賞体験をぜひご堪能ください。

草間彌生《永劫回帰》 1988-91年
W Collection (広島市現代美術館寄託)© YAYOI KUSAMA Image courtesy of Norihiro Ueno
草間彌生《永劫回帰》 1988-91年 W Collection (広島市現代美術館寄託)© YAYOI KUSAMA Image courtesy of Norihiro Ueno
草間彌生《蝶の里》 1986年 © YAYOI KUSAMA
草間彌生《蝶の里》 1986年 © YAYOI KUSAMA
草間彌生《平和への願望はひとつひとつ輝くばかり》 2023年 © YAYOI KUSAMA
草間彌生《平和への願望はひとつひとつ輝くばかり》 2023年 © YAYOI KUSAMA
草間彌生《自己消滅 #2》 1967年 © YAYOI KUSAMA
草間彌生《自己消滅 #2》 1967年 © YAYOI KUSAMA

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
  3. 「没後30年・ドアノーの愛したパリ ROBERT DOISNEAU展」何必館・京都現代美術館
ページ上部へ戻る