古川美術館 特別展Collector’s exhibition3「究極と至高 名画で綴る日本の100年」古川美術館 爲三郎記念館

横山大観「日本正気」1941年 個人蔵

名称:古川美術館 特別展Collector’s exhibition3「究極と至高 名画で綴る日本の100年」古川美術館 爲三郎記念館
会期:2023年4月8日(土) ~ 6月18日(日)
休館日:月曜日(※月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
時間:10:00~17:00(備考:最終入館は16:30)
開催場所:古川美術館
料金:①2館(古川美術館・分館 爲三郎記念館)共通券:一般1,100円 高大生800円 小中生以下無料
   ②古川美術館単館:900円
住所:〒464-0066愛知県名古屋市千種区池下町2-50
TEL:052-763-1991
URL:古川美術館 爲三郎記念館

安井曾太郎「静物」1942-43年 個人蔵
安井曾太郎「静物」1942-43年 個人蔵

古川美術館ではアートコレクターが収集した秘蔵の一級品を紹介するCollector’s exhibition第三弾を開催します。
今回のテーマは「近代&現代」。世界ではピカソやマティスなどの20世紀美術が花開く中、日本はようやく海外からの芸術理念や油画などの技法が伝わり、西洋に遅れること100年、美術の近代化が始まります。西洋文化の移植は日本が近代的な文明国であることを示すために必要不可欠な課題で、それまで1000年にわたって中国美術をもとに形成されてきた日本の美術を一新させました。西洋の遠近法の実践や洋画の誕生、日本画の設立と表現の多様化、画家たちは感性と技術を追求し、それは日本独自の美術形体を作り上げた現代へ発展します。近代から現代、まさに画家が究極を目指し、至高の美を獲得し、大きく日本の美術が飛躍した時代、それが本展のテーマです。
日本画に西洋技術を取り入れた横山大観、伝統的技術を現代風にアレンジした前田青邨、日本の華美な装飾性を現代風によみがえらせた加山又造や、洋画に日本画の要素を取り入れた梅原龍三郎、いつまでも色あせない瑞々しさの安井曽太郎、作家の画業の中でも最も重要な時期に描かれた作品を一堂に集結させました。
特に東山魁夷の夕日を背にした馬シリーズの唯一無二の作品、唐招提寺の襖絵の習作は必見です。究極と至高の近現代絵画コレクション、ぜひこの機会にお楽しみください。

中村 彝「静物」個人蔵
中村 彝「静物」個人蔵
東山魁夷「青山白雲」1976年
東山魁夷「青山白雲」1976年
横山大観「日本正気」1941年 個人蔵
横山大観「日本正気」1941年 個人蔵

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