春季企画展「推し活!展―エンパクコレクションからみる推し文化」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

春季企画展「推し活!展―エンパクコレクションからみる推し文化」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

名称:春季企画展「推し活!展―エンパクコレクションからみる推し文化」早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
会期:2023年4月24日(月)〜8月8日(火)
開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
料金:無料
休館日:4月29日(土・祝)、5月3日(水・祝)~ 5日(金・祝)、10日(水)、6月7日(水)、21日(水)、7月5日(水)、17日(月・祝)、19日(水)
会場:早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内
TEL:03-5286-1829
URL:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

杉村春子旧蔵 ファンレター
杉村春子旧蔵 ファンレター

近年、好きな人やモノを応援する「推し活」が話題になっています。「推し」とは応援する対象のことを指しており、「推し」を様々な形で応援する行為が「推し活」と呼ばれます。「推し」への愛は様々な形で表現され、人々の日常を支えるひとつの柱になっています。
 盛り上がりをみせる「推し活」ですが、「推し」を応援する行為は実は古くから行われていました。日本の室町期における能や、イギリスのシェイクスピア時代の演劇はパトロンという存在によって大きく発展したという歴史があり、歌舞伎は庶民の熱烈な人気によって支えられ、江戸時代最大の娯楽となりました。
 過去から現代にいたるまで、観客からの支援や応援は演劇や映画などの文化にとって非常に重要です。支える人々の存在によってそれぞれのジャンルは隆盛し、優れた文化が生まれてきたのだといえます。
 演劇博物館には多岐にわたる「推し活」に関する資料が所蔵されています。本展示では、これらの品々を紹介し、「推し文化」の歴史について紐解いていきたいと思います。「推し文化」について考えることは、観客の歴史を問うことでもあります。それぞれの時代やジャンルにおいてどのような観客が存在し、どのように応援をしたのか。そして今、人々はどのような形で「推し」に向き合っているのか。演者や制作者側を中心とした従来の演劇・映像史においては埋もれてしまう、個々の観客たちの営みやその〈声〉をあぶりだすことが本展示の目的です。

森繁久彌旧蔵 ファン手作りの「屋根の上のバイオリン弾き」テヴィエ人形
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森律子等身大人形
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錦絵「江戸関三十郎 座付引合之図」(1826年)
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ロンドン・グローブ座完成記念杯(1997年)
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