石井陽子 + アントナン・レネ 「棄てられた王国」ギャラリー悠玄

石井陽子 + アントナン・レネ 「棄てられた王国」ギャラリー悠玄

名称:石井陽子 + アントナン・レネ 「棄てられた王国」ギャラリー悠玄
会期:2023年4月15日(土)~2023年4月30日(日)
開館時間:12:00 〜 19:00 最終日は17:00まで
休館日:月曜日
入場料:無料
会場:ギャラリー悠玄
住所:〒605-0825 京都市東山区下河原町489-2 2F
TEL:075-525-2410
URL:ギャラリー悠玄

KYOTOGRAPHIE 2023のサテライトイベント”KG+”として開催される「棄てられた王国」は、写真家の石井陽子 (日本)とアントナン・レネ (フランス) とよるプロジェクトです。本展は、フォトエディターでありアルル(フランス)のアートギャラリー Aux Docks d’Arleの副会長を務めるマリー・ルリエーブルのキュレーションによるものです。
この展覧会は、人間の存在から遠く離れた場所で鹿が自由に歩き回る世界を捉えた石井陽子と、ヨーロッパの産業荒地や廃鉱を何年にもわたって記録してきたアントナン・レネによる二つの視覚的世界を転写したものです。
石井陽子は、フレーミングとタイミングによって、鹿しかいない無人の世界を作り出します。 都市空間を占拠する鹿のシリーズの後、今回のプロジェクトで彼女は自然の中の鹿の存在と人間とのあいまいな関係を強調しています。
アントナン・レネは、撮影条件が極端に制限されている、近づきがたい場所にカメラを持っていきます。 彼の写真は沈黙に満ちており、人間の仕事によって残された痕跡と、かつての鉱山労働者たちの暮らしの名残りがあります。
2人の写真家に共通するのは、鉱物であろうと動物であろうと、自然との特別なつながりです。それは凍りついた時間とのつながりであり、産業採掘の過去の証人であり、自然が権利を取り戻す未来の前兆です。
本展はフランス・アルルで2021年8月に初めて展示された後、2022 年にクラマシー(フランス)とムスティエ(フランス)を巡回しました。この展示が日本で開催されるのは、今回が初めてです。

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