特別展「演劇の確信犯 佐藤信」早稲田大学演劇博物館

特別展「演劇の確信犯 佐藤信」早稲田大学演劇博物館

名称:特別展「演劇の確信犯 佐藤信」早稲田大学演劇博物館
会期:2023年5月6日(土)~2023年8月6日(日)
会場:早稲田大学演劇博物館
時間:10:00~17:00
   ※火・金曜日は19:00まで
休館日:5月10日(水)
   6月7日(水)、6月21日(水)
   7月5日(水)、7月17日(月)、7月19日(水)
観覧料:無料
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学内
TEL:03-5286-1829
URL:早稲田大学演劇博物館

『ストーリーのあるRAKUGAKI ドタぐつ の宇宙旅行』より(1959年)
『ストーリーのあるRAKUGAKI ドタぐつ の宇宙旅行』より(1959年)

演劇の確信犯にして永遠の不満分子――佐藤信は自分自身をこう呼びます。佐藤は 1960年代末に演劇センター68を結成。「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、黒色テントによる旅公演を開始しました。時に、それは闘いを伴う旅でした。『阿部定の犬』の沖縄公演を巡る裁判闘争をきっかけに、佐藤たちは意識的に公有地を使用してテント公演を行う「公有地闘争」を展開。この経験は、その後、設立と運営に携わった、世田谷パブリックシアターや座・高円寺など数々の劇場の構想に大きな影響を与えます。
また、半世紀以上にわたって、演出家として手掛けた作品は演劇のみならず、オペラやレビュー、舞踊など多岐にわたります。さらに佐藤は戦後、緊張関係にあったアジア諸国と共同制作などの交流を積極的に行い、現在もアートセンター若葉町ウォーフを拠点に若手アーティスト同士をつなぐネットワークを築いています。
本展は、佐藤家から寄贈された学生時代のノートや手稿、黒テント作品の上演台本、貴重な舞台映像を通して、佐藤信という今日の舞台創造環境に多大なる影響を与えた演劇人が歩んだ創作の軌跡をたどります。演劇の確信犯、佐藤信は何を問い、どのような未来を思い描いているのでしょうか。佐藤信を特集する展示としては本邦初となる本企画にぜひ足をお運びください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る