「30-40-50:The Changes of 4 Female Artists」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

「30-40-50:The Changes of 4 Female Artists」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

名称:「30-40-50:The Changes of 4 Female Artists」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2023年4月18日(火)~2023年4月30日(日)
開館時間:11:00 〜 18:00
入場料:無料
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

世界的な感染拡大により従来の日常は元には戻らないが、その中で起きた変化と内省を経て、我々の人生は息を吹き返した。本展では、3つの年代を象徴する「30.40.50」をテーマに掲げ、4名の女性写真家の作品を展示する。その中で、社会的地位や個人の功績に対する彷徨いだけでなく、帰属意識または家庭内での妥協と選択等が、大きく変化する「いま」を生きるそれぞれ人生の旅を紡ぐ姿が感じられる。また、彼女たちはファインダー越しに、それぞれの世代のウーマンパワーを表現している。張譯云(チャン・イ・ユン)の「浮視絵」と邱麗瓔(チィウ・リ・イン)の「果菜視場」は、毎日歩いている朝市や街のある何気ない日常をほんの少し視点を変えて記録した、自らの環境の観察である。張の「相由心生」は、クローズアップで動物の表情を捉え、その写真は部分的で不完全な画であると同時にその生き物の実像を見出し、鑑賞者にその判断を委ねる。また黄楚涵(ファン・ツウ・ハン)の「走出、憂鬱」は、以前軽度のうつ病と診断され、治療中に自分自身を再構築したり再認識した結果、過去と未来の人生を改めて理解してうつ病と戦った証である。邱于瑄(チィウ・ユー・シュェン)の「Alone Here」は、日常生活の一コマで、それぞれの時代における生きることの苦悩と現在の自己を調和させ、帰属意識へと導いていく。
四つのシリーズ作品は四つの人生経験である。異なる写真のスタイルを通じて過去と現在を再認識し、未来を見据える展示になる。

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