名称:「茶席にみる掛物と陶磁器の展開 ―床の間を彩る茶道具―」湯木美術館
会期:2023年4月1日〜2023年6月25日
会場:湯木美術館
入場料:一般 700円
大学生 400円
高校生 300円
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日、5月9日(火)
住所:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町3-3-9
TEL: 06-6203-0188
URL:湯木美術館
千利休の高弟の山上宗二が「床に飾る道具を名物と呼んだ」と書き残しているように、茶会で床の間には中心になる道具が置かれます。床は茶会の趣向を表す重要な役割も果たし、掛物をはじめ花入や場合によっては茶壺や茶入、香合、香炉なども飾られます。
茶席の掛物では墨蹟が最も重く扱われます。室町時代は中国の禅僧の書が主で、陶磁器も唐物が中心でした。千利休が活躍する頃に日本の禅僧の書も掛けられるようになり、瀬戸焼や樂焼などの日本のやきものが重視され始めます。公家や武家の茶では、古い歌切が用いられることもあり、料紙なども鑑賞の対象とされました。やきものも姿の美しさが意識され、仁清が上絵付けの技術を開発して以降、特に華やかな作品が作られました。
本展では、茶席で見られるさまざまな掛物と趣向に合わせた取り合わせに注目した展示を行います。南宋の禅僧の癡絶道冲筆の墨蹟「脱盡皮膚」(前期展示)や日本の禅僧の仙厓義梵筆の絵賛「利休像」(後期展示)、「唐物茶壷 蓮華王」の他、仁清の「色絵扇流文茶碗」などもあわせて、前後期で約50点の作品を陳列します。
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