「出来事との距離 -描かれたニュース・戦争・日常」町田市立国際版画美術館

「出来事との距離 -描かれたニュース・戦争・日常」町田市立国際版画美術館

名称:「出来事との距離 -描かれたニュース・戦争・日常」町田市立国際版画美術館
会期:2023年6月3日(土)~2023年7月17日(月)
開館時間:10:00 〜 17:00
   土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日:月曜日 7月17日は開館
入場料:一般 800円、大学生・高校生 400円、中学生以下 無料
会場:町田市立国際版画美術館
住所:〒194-0013東京都町田市原町田4-28-1
TEL:042-726-2771
URL:町田市立国際版画美術館

松元悠《蛇口泥棒(長浜市、東近江市、砺波市)》2022年、リトグラフ、個人蔵
松元悠《蛇口泥棒(長浜市、東近江市、砺波市)》2022年、リトグラフ、個人蔵

ニュースや戦争を描いた作品に触れるとき、時代や立場によって表現できることが違うことに気づきます。また当事者として経験したことも、時が経ってからやっと伝えらえることがあるでしょう。
例えば同時代の事件を描けなかった江戸期の浮世絵は、故事や古典になぞらえて時事を伝えようとしました。また自身の軍隊経験を描いた浜田知明は、時を経るにつれ戦争の構造に迫る作品も発表していきます。
展覧会ではこうした視点から当館収蔵品を紹介するとともに、若手アーティストたちの作品も展示。なかでも特集する松元悠は、メディアやSNSが伝えるニュースの現場を訪れて想像を働かせ、当事者の姿を自画像で描くことで、日常と地続きにある「事件と人間の不可解さ」に分け入る注目のアーティストです。
本展を通じて過去、現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探ります。
アーティスト
フランシスコ・ゴヤ、月岡芳年、小林清親、畦地梅太郎、浜田知明、馬場檮男、石井茂雄、郭徳俊、松元悠、土屋未沙、小野寺唯、ソ・ジオ 他

松元悠《悪い神様の耳を食べる(佐野市)》2020年、リトグラフ、個人蔵
松元悠《悪い神様の耳を食べる(佐野市)》2020年、リトグラフ、個人蔵
フランシスコ・ゴヤ『戦争の惨禍』より「見るにたえない」1810-20年、エッチング、ラヴィ、ドライポイント、ビュラン、町田市立国際版画美術館蔵
フランシスコ・ゴヤ『戦争の惨禍』より「見るにたえない」1810-20年、エッチング、ラヴィ、ドライポイント、ビュラン、町田市立国際版画美術館蔵
月岡芳年『魁題百撰相』より「森蘭丸」明治元年(1868)、大判錦絵、町田市立国際版画美術館蔵
月岡芳年『魁題百撰相』より「森蘭丸」明治元年(1868)、大判錦絵、町田市立国際版画美術館蔵
篠原清興《栄城湾上陸后之露営》明治28年(1895)、大判錦絵三枚続、町田市立国際版画美術館蔵
篠原清興《栄城湾上陸后之露営》明治28年(1895)、大判錦絵三枚続、町田市立国際版画美術館蔵

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