「近代洋画のアンサンブル」滋賀県立美術館

島戸繁《深緑の社殿》1968年 滋賀県立美術館蔵

名称:「近代洋画のアンサンブル」滋賀県立美術館
会期:2023年5月13日(土)~2023年6月18日(日)
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 540円、大学生・高校生 320円、中学生以下・滋賀県在住の65歳以上・障害者手帳提示 無料
会場:滋賀県立美術館
住所:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1(文化ゾーン内)
TEL:077-543-2111
URL:滋賀県立美術館

洋画とは明治維新以後の近代日本美術の中で、西洋由来の油絵や水彩などを用いて描いた作品を指して呼ぶ言葉です。江戸時代末期から既に洋画の技法や、そこに用いられている線遠近法や陰影法などは日本に伝わっていました。
鎖国が解けた明治以降、多くの若い画家たちがヨーロッパに留学して、本場の技術や新しい流派の鼓動を日本に紹介するようになりました。しかし大正以降、西洋美術の模倣ではない日本独自の洋画表現、いわゆる日本的洋画の追求が洋画家たちの共通課題となりました。この課題に対し、彼らがどのように自分なりの回答を見出したのか、それを概観することは日本の近代というものを考える際の大きなヒントを提供してくれることでしょう。
今回の展示では滋賀県ゆかりの画家を含む、関西洋画壇で活躍した明治(1868〜1912)生まれの画家たちを主に取り上げました。会場の前半は寄贈・寄託などにより近年収蔵した当館初公開の作品を中心に、主として風景画作品をご紹介し、後半は大画面の人物画作品を中心に展示しています。
それぞれ独自の表現を追求した多くの画家たちが奏でる近代洋画のアンサンブルをぜひご堪能ください。

島戸繁《深緑の社殿》1968年 滋賀県立美術館蔵
島戸繁《深緑の社殿》1968年 滋賀県立美術館蔵

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