名称:河合智子 「森の/バロック」春日森の文化博物館
会期:2023年5月20日(土)~2023年6月25日(日)
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:水曜日 水曜日が祝日の場合は水曜日開館し翌日休館
入場料:一般 110円、中学生・小学生 50円
会場:春日森の文化博物館
住所:〒503-2501 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束1902-183
TEL:0585-58-3111
URL:春日森の文化博物館
春日森の文化博物館は、1995年人類学者・中沢新一氏を総合監修にむかえ開館した博物館です。中沢氏は1999年に行われたシンポジウム・森の思想「野生の森」の基調講演「人をよみがえらせるもの」の中で、”森”というものが持っている長いスパンをもった人間の生き方や幸福観、思想を考えてみたい博物館であり、「ここへ来て、少し目のあり方を変えるようなそういう博物館をつくろうとしているが、これは日本全国でも珍しい心のある試み」と語っています。
2023年度第1回目の企画展は、ベルリンを拠点に活動するアーティスト・河合智子を迎えます。ドイツや日本において、動植物との関係の中で制作された河合の作品は、目に見えているものの意味や価値を求め、定義付けようとしがちな現代人に、「本物とは何か」「自然とは何か」「認識しているものとは何か」を問いかけます。
「均斉のとれた丸い真珠」と思い込んでいたものが「いびつな歪んだ真珠」だと気付かされるような時、人は初めて、「見えているもの」や「言葉」が確かなものではないことを知り、認識の視点を変えようとするのではないでしょうか。
標高550m、森の中にひっそりと佇む博物館と河合智子の作品との出逢いが、「少し目のあり方」を変える一つの”きっかけ”になることを願っています。
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