「みなもをめぐるー水の表現を味わう」鹿児島市立美術館

「みなもをめぐるー水の表現を味わう」鹿児島市立美術館

名称:「みなもをめぐるー水の表現を味わう」鹿児島市立美術館
会期:2023年5月30日(火)~2023年7月23日(日)
開館時間;9:30 〜 18:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 300円、大学生・高校生 200円、中学生・小学生 150円
会場:鹿児島市立美術館
住所:〒892-0853鹿児島県鹿児島市城山町4-36
TEL:099-224-340
URL:鹿児島市立美術館

和田英作《赤い燐寸》1914年 油彩
和田英作《赤い燐寸》1914年 油彩

古代ギリシャやローマでは、「火」「空気」「土」とならんで世みなもをめぐるチラシ表界を構成するものの一つと考えられていた水は、わたしたちが生きていくうえで欠かせないものです。これまで世界中の芸術家によって、さまざまな主題の中で川や海、雨などの情景として表現されてきました。水が見せる表情は、地勢や時間、天候によって、ゆるやかな流れやしぶきをあげる激しい流れ、淀み、凪、さざ波、荒波、うずまく波と実に変容きわまりありません。それは多くの芸術家の創作意欲を刺激し、風景画や歴史画、豊かな装飾性による意匠の中に、優れた技巧や多彩な表現としてみることができます。
本展では、当館が所蔵する水と結びつきのある作品群の中から、水の表面を意味する「みなも」に焦点を当て、3つのテーマでご紹介します。第1章「生活をめぐる」では、釣りを楽しむ渓流や湯あみ、都市を流れる河川など人々の生活と関わりのある「みなも」をめぐります。第2章「水景をめぐる」では、今はもう存在しないかもしれない、かつて作家が訪れ心惹かれ描いた国内外の風景を、時空を超えてめぐります。第3章「様式・意匠をめぐる」では、様式化された日本的な水の表現や定まった形を持たない水というモティーフにさまざまな輪郭を与え、デザイン化された意匠をめぐります。
会場内のいろいろな「みなも」をめぐりながら、水の表現に投影された心情や美しさ、表現技巧など、幅広い視点で鑑賞をお楽しみいただけると幸いです。
[関連イベント]
ギャラリートーク(担当学芸員による対話型鑑賞)
日時: 6月3日(土)、6月17日(土)、7月1日(土)、7月16日(日)各回14:00〜 1時間程度

橋口五葉《温泉宿の女(下絵)》1920年 墨、水彩
橋口五葉《温泉宿の女(下絵)》1920年 墨、水彩
作者不詳《白薩摩宋胡録写水甕》17C後半 陶器
作者不詳《白薩摩宋胡録写水甕》17C後半 陶器
木村探元《雪景山水図》1748年 紙本墨画
木村探元《雪景山水図》1748年 紙本墨画

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る