「凱旋! 岡本太郎」川崎市岡本太郎美術館

「凱旋! 岡本太郎」川崎市岡本太郎美術館

名称:「凱旋! 岡本太郎」川崎市岡本太郎美術館
会期:2023年7月8日(土)〜10月1日(日) 
会場:川崎市岡本太郎美術館
観覧料金:当日一般800円
休館日:月曜日(7月17日、9月18日は開館)、7月18日、9月19日
住所:〒214-0032神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL:044-900-9898
URL:川崎市岡本太郎美術館

岡本太郎《傷ましき腕》1936、1949年
岡本太郎《傷ましき腕》1936、1949年

2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた同館の岡本太郎コレクション。展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となる。
岡本太郎は、漫画家・岡本一平と小説家・岡本かの子を両親に生まれ、絵を志したパリ留学で、現地の抽象芸術グループで前衛芸術家や思想家と交流を深めた。美術のみならず、パリ大学で哲学や民族学を学んだこともその後の岡本の思想の軸を形づくるものだった。意に反した戦争への従軍を経て、敗戦後の日本で制作活動を再開するが、画家としての枠をはるかに超えて、壁画やモニュメントの制作をはじめ、さまざまな芸術運動への参加、デザインや建築への関わり、日本各地への取材と撮影、多くの著作とメディア出演といった八面六臂の活動で、ひろく多面的な足跡を残した。中でも岡本太郎の代名詞というべき「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のテーマ館という役割に留まらず、日本の高度成長期の時代の象徴であると同時に、今なお時を越えて親しまれるアイコンでもある。
本展ではあらためて岡本太郎の魅力を、常設と企画の両方の展示スペースをもちいて、全館でたっぷりお披露目。人気の代表作はもちろんのこと、家具やグッズ等のインダストリアルデザイン、制作過程を裏打ちするドローイング、岡本の民族学的視点が際立つ写真など、これまで未公開だった資料も含めて展示する。
また夏休みにあわせて、子ども向けワークシートの配布や展示室でのスケッチも楽しめる。
展示構成
1.パリ時代
2.戦後の前衛として
3.画壇のアヴァンギャルド
4.日本再発見──伝統と創造
5.今日の芸術──建築・デザインとの協同
6.明日の神話と太陽の塔
7.眼の宇宙
8.見ることから描くことへ

岡本太郎《重工業》1949年
岡本太郎《重工業》1949年
岡本太郎《森の掟》1950年
岡本太郎《森の掟》1950年
岡本太郎《夜》1947年
岡本太郎《夜》1947年
岡本太郎《若い夢》1974年
岡本太郎《若い夢》1974年
岡本太郎《装える戦士》1962年
岡本太郎《装える戦士》1962年
岡本太郎《明日の神話》1968年
岡本太郎《明日の神話》1968年
岡本太郎《若い太陽の顔》1969年
岡本太郎《若い太陽の顔》1969年
岡本太郎《犬の植木鉢》1955年
岡本太郎《犬の植木鉢》1955年
岡本太郎《こどもの樹》1985年
岡本太郎《こどもの樹》1985年
岡本太郎《太陽の塔》1970年
岡本太郎《太陽の塔》1970年

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