特別企画展「追善の美術 ―亡き人を想ういとなみ―」大和文華館

特別企画展「追善の美術 ―亡き人を想ういとなみ―」大和文華館

名称:特別企画展 「追善の美術 ―亡き人を想ういとなみ―」大和文華館
会期:2023年7月7日(金)~2023年8月13日(日)
会場:大和文華館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 7月18日(火)
   ※ただし、7月17日(祝)は開館
観覧料:一般 630円
   高校・大学生 420円
   小学・中学生 無料
   ※次の展観共20名以上団体割引あり
   無料招待デー:7月27日(木)、28日(金)
   夏休み(高・大学生)無料招待デー:7月~8月の土・日・祝は高校・大学生無料
住所:〒631-0034奈良県奈良市学園南1-11-6
TEL:0742-45-0544
URL:大和文華館

笠置曼荼羅図 日本・鎌倉時代
笠置曼荼羅図 日本・鎌倉時代

「追善」とは、亡くなった人のために生きている者が善い行いをすることによって死者の苦しみを除去し、冥福を祈ることを意味します。仏教においては、追善供養のために仏事が営まれたほか、写経が行われ、仏像や仏画が制作されてきたことが、文献や様々な遺品によって知られています。
特に浄土思想の流行により、現世を生きる苦しみを自覚するとともに、死後に待ち受ける世界への関心が高まると、個々の信仰に基づいた多様な美術が生み出されるにいたります。仏像や仏画などのほかに、持ち主の供養のため、絵巻や手紙といった故人の遺品に、経文や印仏を摺り重ねることが行われ、さらに中世から近世には、亡くなった人の供養として肖像画が描かれるようになりました。そしてこうした供養は、死者のためだけではなく、生きている者にとっても善行を積むという重要な意味を持っていました。
本展では、当時の人々がどのように身近な「死」と向き合ってきたのか、その結晶として生み出された多様な美術品を通して、亡くなった人々の供養をめぐるいとなみを紹介します。

伊勢物語下絵梵字経 日本・鎌倉時代
伊勢物語下絵梵字経 日本・鎌倉時代
青磁多嘴壺 元豊3年銘 中国・北宋時代
青磁多嘴壺 元豊3年銘 中国・北宋時代
婦人像 日本・桃山時代
婦人像 日本・桃山時代

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