名称:「大國魂神社宝物展」たましん美術館
会期:2023年7月8日(土)~2023年9月24日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日
7月17日・9月18日は開館
7月18日・9月19日は休館
入場料:一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生以下 無料
会場:たましん美術館
住所:〒190-8681東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店1F
TEL:042-526-7788
URL:たましん美術館
現在の東京都と埼玉県のほぼ全域、そして神奈川県の一部は、かつて武蔵国と呼ばれる大国でした。この武蔵国の守り神である大國魂大神を祀るために、1900年以上前に創建されたと伝えられるのが、府中市の中心部に鎮座する大國魂神社です。
大化の改新以降、武蔵国の国府(行政の中心となる役所)がこの地に置かれると、同社において国司が国内の祭務を執り行いました。平安時代に入ると、同社は武蔵国の諸神を一か所に合祀する武蔵総社となり、また鎌倉時代以降は、六つの有力神社の祭神を合祀することから六所宮の名で呼ばれることとなります。武蔵国を鎮守する神社として篤く崇拝され、徳川家康が社領五百石を寄進したことでも知られます。家康以後も徳川幕府の庇護下で二度にわたる社殿の大造営が行われました。
そうした長い歴史の中で、同社には為政者から地元の有志にいたるまで様々な人物より貴重な品々が寄進されてきました。それらは社宝として受け継がれ、今もなお大切に保管されています。神社の祭礼行事で使用したと考えられる中・近世の鏡、武蔵国で活躍した刀工集団・下原鍛冶によって制作された刀剣、社殿造営事業に奉行として携わった久世大和守からの珍しい寄進物など、いずれも歴史的史料として非常に高い価値を有しています。
本展は、大國魂神社が所蔵する宝物を社外で一堂に並べる稀有な機会となります。また関連する文書資料などを併せて展示し、同社が信仰の面からはもちろん、経済や文化の面からも武蔵国の中心となっていたことをご紹介します。
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