「鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展 ―秋光陶香―」セイコーハウス銀座ホール

柘榴文茶盌(13×13×高さ10cm)

名称:「鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展 ―秋光陶香―」セイコーハウス銀座ホール
会期:2023年9月28日(木) 〜 2023年10月9日(月)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

椿文香炉(9.5×9.5×高さ13cm)
椿文香炉(9.5×9.5×高さ13cm)

鉄で絵を描く鉄絵、銅で彩色する銅彩。それを合わせた「鉄絵銅彩」は条件によって色が変化してしまう難しい技法です。学生時代から、益子の土にこだわり、作業を行っている神谷紀雄さんは、この技法を駆使し、独特のおおらかで自由闊達な作風を確立し、轆轤ろくろ 成形から手びねり、タタラ作りまで、陶芸の奥深さを感じさせてくれます。時代性の表現を常に意識し、今だからこそできる現代の表現を、情熱をもってひた向きに続けてこられた神谷さんの、和光では21回目の個展です。
今展のテーマは「 秋光陶香しゅうこうとうか 」。約60年となる作陶生活で「楽しいと感じてもらえる作品を作りたい」という思いを持ち続け作った、秋の実りを代表する「葡萄」を中心に秋海棠や草文が描かれた、表情豊かな壺・皿・花器・匣物・茶盌など、約80点を展観します。
秋の景色、日差し、そして光に包まれた中に漂うかのような陶器の香り。五感すべてに寄り添い語りかけてくる、ほのぼのとしたやきものの世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。
神谷紀雄 略歴
1963年多摩美術大学彫刻科卒業
1967年田村耕一に師事
1968年日本伝統工芸展初入選
1971年日本陶芸展初入選
1982~85年和光アートサロンで個展
1986年伝統工芸新作展で奨励賞受賞、
   和光ホールにて個展(以後、2006年まで隔年開催)
1999年国際交流基金によりポルトガル、スペインで陶芸指導
2003年日本伝統工芸展第50回展記念賞受賞
2005年千葉県立美術館にて伝統工芸陶葉会展開催
2008年千葉県指定無形文化財に認定
   和光並木ホールにて個展
2010年和光ホールにて個展(2010・13・16・20)
2012年地域文化功労者表彰
2016年伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞
2017年第64回日本伝統工芸展審査員
日本橋三越本店にて個展
現在 東日本伝統工芸展鑑審査員、千葉県美術会会長、日本工芸会正会員、陶葉会代表

葡萄文陶匣(20×20×高さ12cm)
葡萄文陶匣(20×20×高さ12cm)
秋海棠文鉢(39×39×高さ17cm)
秋海棠文鉢(39×39×高さ17cm)
柘榴文茶盌(13×13×高さ10cm)
柘榴文茶盌(13×13×高さ10cm)

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