「「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄(新潟展)」新潟市美術館

「「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄(新潟展)」新潟市美術館

名称:「「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄(新潟展)」新潟市美術館
会場:2023年7月29日(土)〜9月24日(日) 
会場:新潟市美術館
観覧料金:当日一般1,000円
休館日:月曜日(8月14日、9月18日は開館)、9月19日
住所:〒951-8556新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
TEL:025-223-1622
URL:新潟市美術館

美術評論家の瀧口修造、絵画と写真の分野で活躍した阿部展也、そして写真家の大辻清司、牛腸茂雄。4人の交流と創作をたどりながら、1930年代の前衛写真から80年代にわたる日本昭和写真史の一断片を紹介する。
30年代、「前衛写真」の名のもとに、シュルレアリスムの影響を受けた技巧的な写真が多く発表されたが、写真におけるシュルレアリスムとは、「日常現実のふかい襞に潜んでいる美を見出すこと」であると瀧口は考えた。瀧口とともに「前衛写真協会」を立ち上げた阿部は、その言説に呼応するように、街なかや旅先の風景にカメラを向け、『フォトタイムス』誌上で発表。まさに前衛写真協会が議論を交わしていた30年代後半の『フォトタイムス』を手にした大辻は、瀧口と阿部に大きな影響を受けながら、70年代には「なんでもない写真」に代表される写真シリーズ「大辻清司実験室」へとたどり着いた。大辻のもとで写真を学んだ牛腸は、何気ない日常を取り上げた自身の写真を「見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりのところの写真」と表し、独自の視点で周囲のひとびとを捉えた。
本展は、戦前から戦後にかけて、時代ごとにかたちを変えて試みられる「前衛」の精神を展覧する。
※会期中展示替えあり

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
  2. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  3. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
ページ上部へ戻る