「罪と罰 – 犯罪記録に見る江戸時代の盛岡 – 」もりおか歴史文化館

「罪と罰 - 犯罪記録に見る江戸時代の盛岡 - 」もりおか歴史文化館

名称:「罪と罰 – 犯罪記録に見る江戸時代の盛岡 – 」もりおか歴史文化館
会場:2023年8月11日(金)~2023年10月31日(火)
会場:もりおか歴史文化館
開館時間:9:00 〜 19:00
休館日:8月15日・9月19日・10月17日は休館
入場料:一般 300円、高校生 200円、中学生・小学生 100円、障害者手帳提示と付き添い1名・盛岡市在住の65歳以上 無料
住所:〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1番50号
TEL:019-681-2100
URL:もりおか歴史文化館

「罪と罰 - 犯罪記録に見る江戸時代の盛岡 - 」もりおか歴史文化館
「罪と罰 – 犯罪記録に見る江戸時代の盛岡 – 」もりおか歴史文化館

「江戸時代は戦のない平和な時代だった」と言われます。たしかに、非常に長きにわたって大きな武力衝突が起こらなかった、歴史的に見ても大変稀有な時代であるのは間違いありません。しかしだからと言って、人々の暮らしが毎日平穏に過ぎた時代だったのかと言えば、必ずしもそうとも言えません。地震や台風などの自然災害、冷害による不作は多くの人の命を奪いました。そして何より、人がたくさん集まって暮らせば諍いが起こるもの。人には怒りや欲があり、衝動的にあるいは計画的に悪事に手を染める者は必ずいるものです。江戸時代においても多くの人が、喧嘩や殺人、窃盗、その他様々な罪を犯し、裁かれていたのです。
もりおか歴史文化館には、江戸時代の盛岡藩で起こった事件に関する史料が多数収蔵されています。この記録からは、現代人と同じように過ちを犯す江戸時代の人々の姿を知ることができ、同時に、罪を裁く役人たちの持つ現代とは異なった倫理観も垣間見ることができます。本展では、記録された数々の事件の中からいくつかに焦点を当て、そこから見えてくる江戸時代の人々と私たち現代人との間の、「罪」と「罰」に対する考え方の違いと共通点を探ります。
「罪」という、いつの時代も変わらないキーワードによって江戸時代と現代を近づけてくれる犯罪記録。それらの記録は単なる事実をつづったものですが、その事実を通じて、現代人と同じように悩み、苦しみ、愛し合い、反目し合い、喜び、悲しむ人々が、江戸時代という昔にも確かにここに生きてきたのだと、私たちに改めて教えてくれるものでもあるのです。

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