名称:「デジタルコンテンツ 『ゆびさきでめぐる世界遺産 – ぐるぐる国立西洋美術館 – 』」国立西洋美術館
会場:2023年7月4日(火)~2023年9月3日(日)
開館時間:9:30 〜 17:30 金曜日・土曜日は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館、
入場料:一部のコンテンツのみ常設展のチケットが必要
会場:国立西洋美術館
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
TEL:050-5541-8600
URL:国立西洋美術館
世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」の構成資産のひとつである国立西洋美術館本館は「無限成長美術館」の構想に基づいて設計されました。この構想の基本的な原理は、中央のホールから渦巻のように外側へ展示室を増築してゆく、というもので、増築する展示室と現在の展示室を繋げるための外壁の窓や中3階のバルコニー、屋上からの自然光の採り入れや照明器具を設置するための照明ギャラリーと2階の展示室など、様々なところで立体的に空間が繋がっています。これらの場所は原理をご理解いただくうえで大切な要素ですが、現在は安全上の配慮からほとんどの場所を非公開としています。
また、建築物は設計図面をもとに建設されますが、施工時に誤差が生じたり、その後の改修工事や建物の劣化によって設計図面では表されない変化が生じてきます。1959年に建設された本館全体をミリ単位の精度でデジタル計測した点群データを取得し、これらのゾーンをデジタルの世界で自由にめぐり歩いて、ル・コルビュジエが考えた空間構成を直感的にご理解いただけるようなコンテンツを製作しました。
点群データとは
レーザースキャナーなどを用いて取得した3次元座標(XYZ)の集合体です。3次元の座標情報の他に色情報(RGB)もあわせて取得することで膨大な数の色のついた点が3Dで表現され、実建築物をミリ単位の精度でデジタルデータ化することができます。
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