春陽会誕生100年「それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー

名称:春陽会誕生100年「それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー
会期:2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)
   ※会期中、展示替えをおこないます
会場:東京ステーションギャラリー
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
   ※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
   ※ただし、9月18日、10月9日、11月6日は開館
観覧料:一般 1,300円(1,100円)
   高校・大学生 1,100円(900円)
   中学生以下 無料
   ※( )内は前売料金(8月1日から9月15日までオンラインチケットで販売)
   ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL : 03-3212-2485
URL:東京ステーションギャラリー

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー
「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー

春陽会は1923年に第1回展が開催された、現在も活発に活動を続ける美術団体です。民間最大の美術団体だった日本美術院の洋画部を脱退した画家たちで構成された創立会員を中心に、新進気鋭の画家たちが加わり新団体「春陽会」を結成しました。
彼らは同じ芸術主義をもつ画家たちの集団であろうとはせず、それぞれの画家たちの個性を尊重する「各人主義」が大事であると考えました。また、春陽会の展覧会には油彩だけではなく、版画、水墨画、さらには新聞挿絵の原画などが形式にとらわれずに出品されました。そして、春陽会では画家たちが互いの作品を批評しながら芸術のために研鑽を積み、次世代育成をも念頭に基盤を固めていったのです。
出品作品のなかに、自らの内面にある風土(土着)的なもの、日本的ないしは東洋的なものを表現しようとする傾向が早くからみられたことは、注目すべき点でしょう。
すでに知名度のある花形の画家たちにより組織され、帝国美術院、二科会に拮抗する第3の洋画団体として誕生した春陽会。本展は、その創立から1950年代までの葛藤に満ちた展開を100点以上の作品で辿ろうとするものです。
◆ 春陽会創立メンバー
創立会員:足立源一郎、梅原龍三郎、倉田白羊、小杉未醒(放菴)、長谷川昇、森田恒友、山本鼎
創立客員:石井鶴三、今関啓司、岸田劉生、木村荘八、椿貞雄、中川一政、山崎省三、萬鐵五郎

木村荘八《パンの会》1928年、個人蔵(岐阜県美術館寄託)
木村荘八《パンの会》1928年、個人蔵(岐阜県美術館寄託)
長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランス飛行船》1930年、碧南市藤井達吉現代美術館
長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランス飛行船》1930年、碧南市藤井達吉現代美術館
中川一政《女優像》1941年、真鶴町立中川一政美術館
中川一政《女優像》1941年、真鶴町立中川一政美術館
河野通勢《芝居図》1923年、府中市美術館
河野通勢《芝居図》1923年、府中市美術館
木村荘八《銀座みゆき通り》1958年、東京ステーションギャラリー
木村荘八《銀座みゆき通り》1958年、東京ステーションギャラリー
岸田劉生《麗子弾絃図》1923年、京都国立近代美術館
岸田劉生《麗子弾絃図》1923年、京都国立近代美術館
中川一政《尾﨑士郎著『人生劇場』20 原画》1939年、真鶴町立中川一政美術館
中川一政《尾﨑士郎著『人生劇場』20 原画》1939年、真鶴町立中川一政美術館
小杉放菴《母子採果》1926年頃、小杉放菴記念日光美術館
小杉放菴《母子採果》1926年頃、小杉放菴記念日光美術館
椿貞雄《朝子像》1927年、平塚市美術館
椿貞雄《朝子像》1927年、平塚市美術館
岸田劉生《竹籠含春》1923年、個人蔵
岸田劉生《竹籠含春》1923年、個人蔵
萬鐵五郎《羅布かづく人》1925年、岩手県立美術館
萬鐵五郎《羅布かづく人》1925年、岩手県立美術館
岡鹿之助《山麓》1957年、京都国立近代美術館
岡鹿之助《山麓》1957年、京都国立近代美術館
「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」東京ステーションギャラリー
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