「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」札幌芸術の森美術館

「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」札幌芸術の森美術館

名称:「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」札幌芸術の森美術館
会期:2023年9月16日(土)~2023年11月23日(木・祝)
会場:札幌芸術の森美術館
時間:9:45~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:11月6日(月)、11月13日(月)、11月20日(月)
観覧料:一般 1,500円(1,300円)
   高校・大学生 1,100円(900円)
   小・中学生 700円(500円)
   ※( )内は前売、または20名以上の団体料金
住所:〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75
TEL:011-591-0090・FAX:011-590-0102
URL:札幌芸術の森美術館

《金魚酒 命名 鈴夏》2021年 木曾檜一合枡、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 個人蔵
《金魚酒 命名 鈴夏》2021年 木曾檜一合枡、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 個人蔵

金魚に魅せられ、創作を続ける美術作家・深堀隆介。
透明樹脂にアクリル絵具で何層にも重ねて描く「2.5Dペインティング」とも称される斬新な技法により立体感のある金魚を作り出してきました。その作品は、まるで目の前に水があり、命ある美しい金魚が泳いでいるかのような迫真性を観る者に与えます。
水面(みなも)の揺らぎの中にあるのは虚か実か、幻か現か。深堀は自身の作品をまるで生きているかのように「見せる」一方で、それが命を持たない絵具の積層であるという事実に正面から対峙します。深堀の作品には、幻影と物質の同居というリアリズムにおける根源的な命題が横たわっているのです。
本展では初期の立体作品から、絵画、映像、大規模なインスタレーションなど新作を含む作品約300点を一挙ご紹介。深堀が一貫して取り組んできた金魚の造形にあらためて光をあて、描くこと、リアルであることに対する作家の思想に迫る展覧会です。
虚実の狭間をたゆたうように私たちを誘う、<金魚繚乱>の世界をご覧ください。
◆ 深堀隆介 Riusuke Fukahori
1973年愛知県生まれ、1995年愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸専攻学科卒業。制作に行き詰まりアーティストを辞めようとした時、部屋で7年間粗末に飼っていた一匹の金魚に初めて魅了され、金魚を描きはじめる。独自の超絶技巧によって国内外で高い評価を受けている。

《百済》2004年 風呂桶、エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《百済》2004年 風呂桶、エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《初出荷 出目金》2009年 超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《初出荷 出目金》2009年 超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《方舟》2009年 骨董机、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《方舟》2009年 骨董机、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 作家蔵
《天樫ノ緋魚》2009年 自然木、竹、紙、針金、コーヒー染め、金箔 作家蔵
《天樫ノ緋魚》2009年 自然木、竹、紙、針金、コーヒー染め、金箔 作家蔵
《白澄 命名 空密》2011年 パネル、紙、アクリル絵具、角材、石粉粘土、水金箔など 作家蔵
《白澄 命名 空密》2011年 パネル、紙、アクリル絵具、角材、石粉粘土、水金箔など 作家蔵
《露草》2019年 屏風、アクリル絵具 作家蔵
《露草》2019年 屏風、アクリル絵具 作家蔵
《秋敷》2020年 木桶、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 個人蔵
《秋敷》2020年 木桶、超難黄変エポキシ樹脂、アクリル絵具 個人蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る