「生誕140周年 高村光太郎展」碌山美術館

「生誕140周年 高村光太郎展」碌山美術館

名称:「生誕140周年 高村光太郎展」碌山美術館
会期:2023年7月22日(土)~2023年9月10日(日)
会場:碌山美術館
開館時間:9:00 〜 17:10
休館日:会期中無休
入場料:一般 900円、高校生 300円、中学生・小学生 150円、障害者手帳提示 半額
住所:〒399-8303長野県安曇野市穂高5095-1
TEL:0263-82-2094
URL:碌山美術館

高村光太郎(1883-1956)の生誕140年を記念して企画展を開催いたします。
高村は、荻原守衛(1879-1910)にとって最も重要な親友の一人です。ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京で交友を重ね、互いに芸術観を高め合った二人は、帰国後、荻原は実作で、高村は評論で、日本のロダニズムの旗手として、日本近代彫刻の潮流を大いに盛り上げました。
高村は、粘土で制作する彫刻家としてばかりでなく、木彫家・高村光雲の長男として生まれた出自ゆえの巧みな木彫家としての側面や、豊かな文芸的創作(評論、翻訳、詩)に見られるような文学者としての側面をも持ち合わせた、たいへん奥行きの深い芸術家です。今なお多くの人々に愛されている詩「道程」(1914)、「レモン哀歌」(1939)が広く知られていますが、芸術の自由を高らかに謳いあげた「緑色の太陽」(1910)のような啓発的な評論、日本人彫刻家のバイブルと呼ばれた『ロダンの言葉』(1916)の編訳等は、日本近代美術界を大いに刺激する文筆活動として高く評価されています。
当館では、2016年、高村の没後60年、高村智恵子(1886-1938)の生誕130周年を記念して多くの関係機関から作品資料をお借りして、高村の彫刻と詩の世界に迫る企画展を開催いたしました。このたびは、収蔵品を中心に高村の芸術を振り返ります。「私は何を措いても彫刻家である」と言った高村の芸術世界に心を馳せていただけましたら、幸いです。

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