名称:企画展「若冲と応挙」相国寺承天閣美術館
会期:2023年9月10日(日)~2024年1月28日(日)
1期:9月10日(日)~11月12日(日)
2期:11月19日(日)~2024年1月28日(日)
会場:相国寺承天閣美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:2023年11月13日(月)~11月18日(土)
観覧料:一般 800円
65歳以上・大学生 600円
中高生 300円
小学生 200円
※一般の方に限り、20名以上は団体割引各700円
住所:〒602-0898京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL:075-241-0423
URL:相国寺承天閣美術館
18世紀の京では、多くの絵師が各々の画技をふるいました。なかでも、伊藤若冲と円山応挙は現在も愛好者の多い、人気の絵師です。本展覧会では、相国寺と伊藤若冲の関係を軸に、相国寺と相国寺塔頭所蔵の作品を公開します。
また、Ⅰ期は円山応挙の傑作、重要文化財《七難七福図巻》全三巻と画稿、下絵を、Ⅱ期は伊藤若冲の傑作、重要文化財の《鹿苑寺大書院障壁画》五十面を一挙公開します。
Ⅰ期 応挙の代表作、重要文化財の《七難七福図巻》ができるまで
円山応挙の才能をはやくから見抜いて庇護していたのは、滋賀の円満院の祐常法親王(1723~73)でした。現在相国寺に所蔵されている重要文化財、七難七福図は、祐常の指示のもと、制作された傑作です。
『仁王経』いう経典に説かれた災いと福を描き出したものです。三年の歳月をかけて、36歳の応挙が完成させました。今回は、依頼者の祐常によって描かれた下絵、それを受けた応挙の画稿、そして完成した大作絵巻を第Ⅰ期に展示します。ぜひ、実際の作品からその制作意図をたどってください。
Ⅱ期 若冲の水墨の大作、重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》全五十面
若冲は若干44歳にして、鹿苑寺の大書院の障壁画全五十面の制作を一手に担いました。一の間から四の間、そして狭屋の間に至るまでの障壁画を若冲が制作しました。制作年は宝暦9年(1759)、若冲のもう一つの大作、動植綵絵の制作も行っていた時期です。寺院空間を彩る作品群を展示室でお楽しみください。
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