「加山又造と継承者たち―新たな地平を求めて―」浜松市秋野不矩美術館

「加山又造と継承者たち―新たな地平を求めて―」浜松市秋野不矩美術館

名称:「加山又造と継承者たち―新たな地平を求めて―」浜松市秋野不矩美術館
会期:2023年9月16日(土)~2023年11月5日(日)
会場:浜松市秋野不矩美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   月曜日、9月19日(火)・10月10日(火)は休館
   ※ただし9月18日(月)・10月9日(月・祝)は開館
観覧料:一般 800円
   大学生・専門学校生・高校生 500円
   70歳以上400円、中学生以下 無料
   ※団体料金あり
   ※障害者手帳等所持者及びその介護者1名は無料
住所:〒431-3314静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130
TEL:053-922-0315
URL:浜松市秋野不矩美術館

中野嘉之《火焔夢》 2019年 
中野嘉之《火焔夢》 2019年 

浜松市秋野不矩美術館では、2015年に加山又造展を開催しました。今回はその精神を引き継ぐ6名の作家たち―中野嘉之、米谷清和、松谷千夏子、菅原健彦、市川裕司、吉澤舞子と加山が競演する展覧会です。
加山は、1927年に京都に生まれ東京美術学校(現東京藝術大学)に学び、1950年第2回創造美術春季展に初入選、その後創造美術が新制作協会、創画会へと変遷するとともに、発表を続け常に革新的な作品を生み出しました。また多摩美術大学・東京藝術大学で後進の育成にも力を注ぎ、1997年文化功労者顕彰、2003年文化勲章を受章しました。
第二次世界大戦での敗戦を契機として、改めて「日本画とは何か」が問い直されることになり、戦後から作品発表を開始した加山はそれに直面せざるを得ない世代でした。多摩美術大学で直接に指導を受けた中野、米谷や、次世代の松谷、菅原は師の抱える問いを引き受けながら新しい表現を開拓しました。市川と吉澤はその師を介して加山の直面した日本画の課題を展開させ、それぞれ独自の世界を切り拓いています。出品された作品を通して、戦後日本画の抱えた課題と、それに作家たちがいかに対応したのか紹介します。また、加山又造と交流のあった秋野不矩の作品も展示します。

米谷清和《Phone》 1983年 三鷹市美術ギャラリー 蔵
米谷清和《Phone》 1983年 三鷹市美術ギャラリー 蔵
松谷千夏子《Pine tree》 2020年
松谷千夏子《Pine tree》 2020年
菅原健彦《淡墨冬華》 2020年
菅原健彦《淡墨冬華》 2020年
市川裕司《EARTHLING Ⅰ》 2021年
市川裕司《EARTHLING Ⅰ》 2021年
吉澤舞子《青き囀りと共に》 2022年
吉澤舞子《青き囀りと共に》 2022年
加山又造《しだれ桜》 1988年 株式会社ジャパンヘルスサミット 蔵
加山又造《しだれ桜》 1988年 株式会社ジャパンヘルスサミット 蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
  3. 「没後30年・ドアノーの愛したパリ ROBERT DOISNEAU展」何必館・京都現代美術館
ページ上部へ戻る