大大村晋二楼 「屈折の展開」B Cafe & Lab

大大村晋二楼 「屈折の展開」B Cafe & Lab

名称:大大村晋二楼 「屈折の展開」B Cafe & Lab
会期:2023年8月17日(木)~2023年9月7日(木)
会場:B Cafe & Lab
開館時間:11:00 〜 20:00
入場料:無料
住所:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-2-28 B1F
電話:03-5937-2466
URL:B Cafe & Lab

この度、UNE Art Projectsでは、大大村 晋二楼(おおむら しんじろう)個展『屈折の展開』を開催いたします。
大大村は多摩美術大学にてテキスタイルデザインを専攻・修了し、テキスタイルの技術と表現、また素材の可能性をリサーチしながら、主にニットを表現手段として用いて制作しています。
ニットというのは同じ編み方でもテンションや素材が変わることによって、様々な表情が生まれてゆきます。大大村はその変容に着目し様々な編み方を実践するなど研究していました。現在は、金糸や身体の動きによる形から生まれる「輝き」をテーマに、常識にとらわれない表現方法で制作しております。大大村は「輝き」に関して、視覚的に美しいだけではなく「自身を守り、かつ解き放つ」と述べています。また「納得」という言葉を用いて、他者からの視線と自らの視線が交わる中で自らの存在を発見し、そして認識して受け入れること、つまり「納得」することによって、初めて自己から「輝き」を放つとも述べています。
この度の展示では、最新作であるテキスタイル作品とタブレット絵画を展示します。大大村が現在関心を持っている塩化ビニールがコーティングされた金糸と様々な線材を編み合わせた素材を用いて、直感的にテキスタイル作品を作り出しました。そして、テンションを各々変えて壁面に展開することによって、それぞれ独立した作品として見せています。それらはいわゆる使用目的としての「ニット」ではなく、ニットそのものが持つ魅力を探る作品となっています。またタブレットを用いて描かれた絵画では抽象的な形を用いて「光」を追求した作品となっており、ニットの作品とは違った「光」の表現を感じられるものとなっているでしょう。
そして、大学院時代に制作した『Glance』シリーズや、学部時の卒業制作作品『Vibes Hiding in Pipes』を新たな展開で展示します。これら7点の作品は元々は身に纏う服として作れたものですが、この度の展示では天井から吊るして展示することによって、それまでとは違った姿を見せます。
大大村の作品にある「輝き」を是非ともご堪能ください。

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