「『日本アニメーションの父』政岡憲三とアニメーションの現在」帝京大学総合博物館

「『日本アニメーションの父』政岡憲三とアニメーションの現在」帝京大学総合博物館

名称:「『日本アニメーションの父』政岡憲三とアニメーションの現在」帝京大学総合博物館
会期:2023年7月29日(土)~2023年10月15日(日)
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:日曜日、祝日
   8月6日、8月20日、9月17日、10月15日は開館
   10月7日は休館
入場料:無料
会場:帝京大学総合博物館
住所:〒192-0395東京都八王子市大塚359
TEL:042-678-3675
URL:帝京大学総合博物館

「『日本アニメーションの父』政岡憲三とアニメーションの現在」帝京大学総合博物館
「『日本アニメーションの父』政岡憲三とアニメーションの現在」帝京大学総合博物館

帝京大学文学部日本文化学科では、アニメーションを専門とする教員が在籍し、その研究を行うとともに、その成果を活かした教育活動を行っています。本展覧会は、その研究や教育活動の成果を通して、アニメーションの歴史の奥深さや、広がりを紹介する展覧会です。
日本では1912年にアニメーション映画が欧米から伝わり、人々から絶大な人気を得ます。そして、それに魅せられた人々がアニメーションを制作するようになり、日本国内でも次々と作品が生み出されます。その制作者の1人に政岡憲三(1898~1988)がいます。政岡は、「阪神間モダニズム」が花開いた大阪に生まれ、画学生時代に学んだことや、劇映画製作の経験を活かし、30歳にして、アニメーションの世界に飛び込みます。そして、国内のアニメーションではいち早く、音の付いた作品の制作や、細かい表現が可能なセル画を取り入れるなど、新しい技術の発展に尽力します。そして、それらの集大成として、1943年にオペレッタ形式の『くもとちゅうりっぷ』を作り上げます。戦後の1950年代には、児童向けの雑誌や絵本の挿絵画家に転身し、アニメーションの制作から退きました。1960年代に入ると、アニメーションの舞台は急激に映画館からテレビに移行します。そしてテレビアニメが盛んに制作されるようになると、それらの制作を担う人材の育成が急務になり、政岡はアニメーションスタジオから依頼を受けて、新人アニメータ―の教育を担当し、人材の養成に尽力します。第一線から退いてもなおテレビアニメを陰から支えていました。これらの功績から政岡憲三は「日本アニメーションの父」と称され、日本のアニメーションの発展と共に、その生涯を歩んだのです。
本展覧会は、アニメーションの起源から現在までの歴史を貴重な資料や映像を通して紹介するとともに、政岡憲三の足跡を軸にして、日本アニメーションの始まりからその発展までの歴史を紐解きます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る